キユーピーが魚消費拡大プロジェクト 鮭を入り口に食卓出現率アップ目指す

キユーピーは「魚の消費拡大共同プロジェクト」をこの夏から始める。食卓に上がることが年々減っている魚を、日常的に食べてもらうための調味料ソースの開発がきっかけで、今春から本格始動したフレッシュストック事業の一環でもある。豊洲の仲卸や金沢の有名寿司店、料理教室、調理器具・食器洗剤メーカーなどが参画するプロジェクトで、魚料理に関する消費者の課題解決に取り組み、食卓への出現回数を上げるねらい。

魚は、重要な栄養素のオメガ3脂肪酸(DHAやEPA)を含む大切なタンパク源だが、魚料理は見映えなどの華やかさに欠け、下処理の手間やメニューレパートリーが少ないことなどから敬遠されることが多くなり、漁業・養殖業の生産量は82年のピークから現在は1/3の規模(年間420万t)まで減少している。

一方、コロナ禍による“おうちご飯”の機会増加に伴い、鮭の食卓出現回数は前年を上回り始め、前年同月比で20%増という月も出ている。鮭は100gの切り身でオメガ3脂肪酸が、1日の目安量の約半分(920㎎)が摂取できる優れもの。キユーピーは、鮭を入り口に魚料理を楽しみ、健康維持に役立ててもらうための活動を共同プロジェクトで開始する。

参画メンバーは、魚業界のプロフェッショナル的見地からアドバイスをする仲卸の山治。料理家の和田明日香さんは、魚が主役のレシピ開発と食卓映えするレシピを提案。金沢まいもん寿司は、プロの料理人の視点でメニュー考案を行い、全国の金沢まいもん寿司系列店16店舗で、キユーピーの「鮭の蒸し焼きソース」を使ったメニューを提供。

累計販売台数220万台を突破したホットプレートが有名なBRUNOは、家でバーベキュー気分が味わえるホットプレートバーベキューを提案、BRUNOアンバサダーからの情報発信も行う。

ABCクッキングスタジオとは、生徒たちの魚料理の悩みをもとにレシピの開発・提案、オンラインレッスン、SNSや店頭での情報発信を共同で行う。

食器用洗剤「JOY」ブランドは、キユーピー「私のお料理」ブランドと共同で、プレゼントキャンペーン「いただきますの前も、ごちそうさまの後も」「#作るだけがご飯じゃない」を6月下旬から開始する。

キユーピーは、魚をもっと日常的に食べてもらうため、ボリューム感のある魚料理が手軽に作れ、野菜もしっかり取れる調味料ソースを開発、グループの総力を挙げ商品を通じた魚の食べ方提案を行っていく。一方で、魚の消費にまつわる生活者の行動は、食材購入から調理、後かたづけまで多岐にわたる。各業界のプロフェッショナルと共同で「魚をもっと食卓に」を合い言葉にプロジェクトを進め、旬の魚と野菜を掛け合わせ四季折々の魚料理を楽しむ提案を行っていく。