「匠のドリップコーヒー」に存在感 割安設定も「価格以上の価値」 簡単オープン、「1杯9g」にも支持

家庭内需要の高まりでドリップコーヒー市場が拡大する中、片岡物産の「匠のドリップコーヒー」シリーズが存在感を高めている。「匠のドリップコーヒー」は前下期(20年9月~21年2月)に売上げが倍増し、今期の滑り出しも昨年の勢いを維持しているという。

ラインアップは「リッチブレンド」と「モカブレンド」の2種類で、ともに10袋入りで希望小売価格は税別350円。

片岡物産の主力ブランド「モンカフェ」の10袋入りが500円か560円であるのと比べて割安な価格設定やターゲットの違いもあり「モンカフェ」とカニバリを起こすことなく売れており、販路もスーパーや量販店で広がりを見せている。

「匠のドリップコーヒー」(片岡物産)
「匠のドリップコーヒー」(片岡物産)

「匠のドリップコーヒー」の特筆すべき点は、抽出部分にクイック・オープン方式を採用した点。これは、カップにかけるフックを優しく引っ張るだけでフィルターの口が大きく開くもので、これによりフィルターを切り取る手間が不要となる。値頃感のあるドリップコーヒーとしては唯一無二の技術といえる。

マグカップでの飲用を意識し、1袋当たりのコーヒーの量は、一般的な8gよりも多い9gにした点も支持を集めている模様。「価格以上の価値を感じていただいているとみている」(片岡物産)。

「匠のドリップコーヒー」のメーンターゲットは30~40代。これに対して「モンカフェ」のメーンターゲットは40代以上となっている。