梅シーズン 出荷回復でひと息

今年は沖縄や奄美、九州から東海は梅雨入りが平年より早かった。九州から東海では平年よ三週間ほど、四国と近畿は統計がある1951年以降、最も早い梅雨入りに。3か月予報によると梅雨明けの時期は平年と大きく変わらないようだ。

▼梅雨は東アジアの広範囲でみられる特有の気象現象。5月から7月にかけて来る雨季の一種で、その語源は「梅の実が熟す頃に降る雨」という説もある。実際、紀州南高梅の出荷は6月6日の「梅の日」前後、つまり梅雨のさなかにピークを迎える。

▼一大産地の和歌山県田辺市を管内に含むJA紀南では、今年の南高梅の生産量を平年並みと予想。雨でもうひと伸びすれば平年より良好で終わる可能性もある。群馬では白加賀の出荷が先月24日頃から始まり、全体量は前年比3割増と予想されている。

▼昨年、梅産地は不作に見舞われ、梅干原料が大幅に減少した。原料がなければ梅干メーカーはどうにもならず、価格改定や規格変更、中国梅の提案でしのいできた。メーカーにとっては非常に苦しい1年だったが、ようやく一息つけそうだ。