抹茶の健康効果、研究支援へ4社共同で助成 研究会を共同運営

あいや・伊藤園・共栄製茶・ネスレ日本の4社は、共同で抹茶飲用における健康効果の研究助成を行う。抹茶を用いた健康効果に関する研究が発展途上にあることが背景。

5月28日にオンラインライブで配信された「抹茶と健康研究会 第二回公開セミナー」で、ネスレ日本の福島洋一ウエルネスコミュニケーション室室長は「煎茶と抹茶は緑茶の一部だが、抹茶の研究が思いのほか進んでいない。特に抹茶と健康に関する科学的エビデンスが非常に不足している」と語った。

抹茶の研究を推進していくため、京都府とネスレ日本が17年に立ち上げた「抹茶と健康研究会」を6月から4社共同の新体制で運営していく。

同研究会では、学術諮問の役割を持つ委員、研究者、協力団体、事務局で構成され、抹茶と健康に関する科学的エビデンスを蓄積することを目的とした研究活動のサポート・啓発活動を行っている。

2019年度までの第一期(3か年)で合計13の研究グループ、延べ20件の研究助成を実施した。新体制による第二期(3か年)では、学術委員に4社から各1人ずつが新たに加わり、公募研究を中心とした活動を継続していく。

「新しいアイデアの発案や、公募研究の成果を踏まえたアイデアのブラッシュアップなどに取り組む。テーマとしては広く社会的に意義のある研究をサポートしていく」(福島室長)という。7月初旬には同研究会のWebサイトの公開を予定している。