「あずきバー」昨年は最多、2億9千万本 小豆価格落ち着き増益 井村屋グループ

21年3月期連結決算は、売上高0.4%減、営業利益109.5%増、経常利益115.4%増、当期純利益377.5%増で着地した。「あずきバー」シリーズが好調に推移し、売上本数が116%増の2億9千200万本で過去最高を記録するなど「冷菓」「食品」カテゴリでは伸長したが、コロナ禍の市場変化の影響で「点心・デリカ」、外食産業の「スイーツ」カテゴリで売上げが減少した。

コスト面では主要原料の小豆の価格が平準化したことに加え、全グループで生産性向上活動を強化。販管費でも旅費の削減や、SCM(サプライチェーンマネジメント)効果で人件費、在庫保管コストが減少した。

セグメント別の概況で、食品カテゴリーでは「カップおしるこ」「レンジで簡単おしるこ」「レンジで簡単ぜんざい」がコロナ禍で大きく伸長。「冷凍パックまん」シリーズ、「ゴールドまん」シリーズも売上げが増加。大豆を使用しコレステロールゼロの新商品「大豆ミートまん」や、家庭内需要をテーマにした「ホットケーキまん」も好評だった。

菓子カテゴリーでは、小豆の煮汁に含まれる栄養素を用いた「片手で食べられる小さなようかん」、災害時にも活用できる機能性の高い「えいようかん」が伸長した。

スイーツカテゴリでは、コロナ禍で出店している商業施設や百貨店の休業や時短営業などで客数が大幅に減少した。