天然魚初の機能性表示 特有の臭みないイワシ発売 池下産業

池下産業は6月初旬にも、天然魚としては初めてとなる機能性表示食品「大トロいわしフィレ」を発売する。機能性関与成分はDHA・EPAで、届出表示は「中性脂肪が高めの方に」。

「大トロいわしフィレ」は北海道道東沖で獲れたマイワシで、鮮度と旨味を逃がさないよう海水と同じ状態の水を独自に精製・循環させた最新設備で製造している。

このためイワシ特有の臭みが抑えられており、天然魚とは思えないほど品質が安定しているのが特徴。短時間で解凍でき、おろした状態ですぐ使えるため、経験の有無にかかわらず手軽に調理できる。プレミアムな寿司ネタとしても適しており、調理後は生ごみも出ずに非常に衛生的だ。

価格は、Sサイズ10枚入り(200g)が660円。Mサイズ10枚入り(250g)が1千100円。

マイワシのような青魚は「青臭く、骨が多くて食べづらい」「調理やごみ処理が面倒」といった理由から敬遠されるケースが少なくない。その一方で、魚の脂にはDHA・EPAといったオメガ3脂肪酸が豊富に含まれている。北海道道東沖で10月に水揚げされるマイワシは23~28%以上の脂を含み、マグロでいう大トロのような味わいがあるという。

イワシは鮮度が落ちやすく青臭いというイメージを持たれがちだが、水産業者である池下産業は漁師との信頼関係のもと、魚群の発見から水揚げ、港への配送までの工程で徹底した鮮度管理を実施。十勝港に設けられた工場で急速冷凍し、天然の味を1年中どこでも新鮮なまま出荷できるという生産体制を整えた。

すでに業務筋では注目され、「北海道生まれ和食処とんでん」をはじめとした飲食店、料亭などにも卸している。