王将フードサービス 持ち帰り・宅配が64%増 6月下旬に専門店

王将フードサービスの渡邊直人社長は28日の会見で、デリバリーとテイクアウトに特化した店舗を6月下旬に出店することを明らかにした。

同社の21年3月期売上高は前年比5.8%減の806億円。店内飲食(489億円)が23%減少した一方、テイクアウト・デリバリー(246億円)は64%増加。直営店売上げに占める構成比は19.1%から33.4%へと高まった。以前から持ち帰りサービスの強化を進めており、コロナ禍で前期は店外客数が46.8%増加。全体の客単価は9.4%上昇した。

自宅調理のニーズが高まる中、「レンチンシリーズ」「ラーメンパック」などの持ち帰り商品を強化したことも奏功した。テイクアウト・デリバリーの増加でキャッシュレス決済の売上比率も伸びており、前期末は27%と前年より7ポイント上昇。今年7月にはQRコードを導入する予定で、30%まで高まると見る。

渡邊社長は「既存店舗のデリバリーとテイクアウトを、いかに増やすかは大きな課題。専門店を作ることでニーズを徹底的に掘り起し、品質の向上と効率的な提供方法を模索し既存店の生産性を高めたい」としている。

また、前期は直営5店とFC3店を出店し期末店舗数は直営528店、FC206店となった。今期は直営11店、FC6店の出店を計画。前期は直営5店のうち4店がロードサイド型の店舗だった。都心型店舗の苦戦が続く中、今期も駐車場のあるロードサイド型を中心に出店する方針だ。