「やみつきのりカケルくん」好発進 先発ジャバンと差別化奏功 年間6億円視野、秋冬2品追加 小善本店

小善本店が今春から発売した「やみつきのりカケルくん」(3種)が好調な出足を見せている。4月末段階で年間売上げ6億円が見えており、早くも秋冬で2品の追加が決定した。同品は「ジャバン」と呼ばれる韓国風もみのり商品で、ふりかけや様々な料理のトッピングとして拡大中。満を持して参戦した同社だが、パッケージにキャラクターを起用したことや砂糖不使用、韓国産スサビ海苔を使った国内製造が好調要因と分析している。

ジャバンとは韓国風味付け海苔のようなもみのり商品で、かなり以前から韓国のスーパーでは実演販売するほど親しまれた商品だ。その後、製造方法や包装形態、味付けなど改良が進み、日本向けの輸出が盛んになっていた。日韓の政治的な揉め事が激化しても、同商品の輸入だけは旺盛だったほど日本市場での需要は膨らんでいる。すでに複数の海苔企業や輸入業者が取り扱っており至って好調。小善本店も韓国とは強いパイプを持つため後発ながら満を持して参戦した。

「やみつきのりカケルくん」は先発商品とは差別化を意識して、市場に多いシズル感を訴求したパッケージではなく、坊主頭の子どもが食べる様子をメーンにしたキャラクタータイプ。圧倒的に売場で目立つことで、バイヤー評価も高い様子。味付けはプレーンタイプの「ごま油と塩味」のほかに、「わさび味」「しそカツオ味」を発売。また、好調を受けて秋冬では2品の新フレーバー追加を予定している。多くのジャバン商品は甘めの味付けが特徴だが、同社は塩味ベースで和食との相性の良さも評価ポイントとなっている。

現在の販売エリアは関東7割、近畿2割となっているが、広域展開も視野に入れている。また、今春から同社は「カケルくん」以外でも家庭用のNB強化を掲げて走り出している。自社ECサイト、インスタとの連動により消費者との接点も強化中。コロナ禍の巣ごもり消費も1周したが、追い風となる内食需要の拡大は続いており、年間6億円以上も期待が持てる出足となっている。