リターナブル瓶、ホテルなど移動伴わないシーンに JR東日本クロスステーションが業務用ミネラルウォーター

JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニーは4月20日、ミネラルウォーター「From AQUA」の業務用商品として「From AQUA リターナブル瓶」をホテルや飲食店に向けて発売した。消費者が移動を伴ないシーンでリターナブル瓶の商機を見いだす。

取材に応じた商品部商品製造ユニットの千田浩也氏は「リターナブル瓶は再栓できないが、ホテルに滞在されている方は持ち歩かず滞在中に飲みきる傾向にあることから、一定のニーズが見込める」と語る。

昨年、某ホテルが前身のリターナブル瓶商品「谷川連峰のうるおい天然水」を導入したところ、いくつかのホテルから引き合いがあったことからデザインを見直し、「From AQUA リターナブル瓶」へと進化させた。

「従来のレトロなデザインから『From AQUA』の象徴である谷川岳の一ノ倉沢をモチーフにしたシンプルでどんな空間にも似合うデザインに仕立てた」と胸を張る。

千田浩也氏(JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニー)
千田浩也氏(JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニー)

同社は、中長期的には段階的にペットボトル(PET)商品におけるプラスチック使用量減少や環境にやさしい素材の積極採用に取り組むとともに、短期的にはPETのリサイクル促進に力を入れている。駅構内でリサイクルボックスの実証実験を行うなどPETの循環利用に取り組む一方で、需要が見込めるロケーションには瓶を展開する。

瓶は、特別感の演出といったハレのシーンにも適していることから、ホテルや飲食店など瓶の回収スキームが整備しやすく非常に高い回収率が見込めるロケーションに絞り込んで提案していく。

瓶の洗浄とミネラルウォーターの充填は新潟にある同一企業に委託し、既存の酒販卸ルートを活用して流通させる。