最強炭酸水「アイシー・スパーク」 シロクマCMで伝える独自価値とは? 日本コカ・コーラ

コカ・コーラシステムは、これまで攻めあぐねていた炭酸水市場に再チャレンジする。炭酸水の実質的な新ブランド「アイシー・スパーク from カナダドライ」を立ち上げ、10日にプレーンとレモンフレーバーの2品を新発売。これに伴い、TVCM、デジタル広告、店頭活動、SNSキャンペーンなどの大規模マーケティングを展開し、早期の商品認知獲得とトライアルの促進を図っていく。

ブランドキャラクターにシロクマを起用して日本コカ・コーラ史上最強の強炭酸水を訴求する。シロクマ起用の狙いについて、6日に取材に応じた日本コカ・コーラの朴英俊マーケティング本部ウォーター事業部部長は「アイシー(冷涼感)というブランド名にもあるように、『冷たい』ということをまずは打ち出したい。加えて、消費者はシロクマに非常に大きくて力強い認識を持たれていることから、強炭酸の強い刺激が味わえることも伝えていきたい」と説明する。

爽快感と冷涼感を訴求「アイシー・スパーク from カナダドライ」(コカ・コーラシステム)
爽快感と冷涼感を訴求「アイシー・スパーク from カナダドライ」(コカ・コーラシステム)

シロクマは店頭活動にも活用。「日本コカ・コーラ史上最強の強炭酸水をストレートに打ち出す店頭活動を計画している。シロクマを使いながら、キンキンに冷やして強い炭酸の刺激が味わえることをきっちり訴求していく」考えだ。

「アイシー・スパーク」のブランド名は、消費者が炭酸水に求める爽快感や冷涼感(アイシー)と、強い炭酸の刺激(スパーク)という意味合いで、冷たさと強さの象徴として名付けられた。

中味は「水の温度が低ければ低いほど水に溶けやすくなる」気体の性質に着目して編み出した「冷却スパーク技術」を導入して、製造時の冷却工程を改良。これにより過去最高のガスボリュームの圧入に成功し、日本コカ・コーラ史上最強の強炭酸水に仕立てられている。

朴英俊部長(日本コカ・コーラ)
朴英俊部長(日本コカ・コーラ)

日本コカ・コーラの調べによると、炭酸水市場は18年からの過去3年間で20%近い伸びを見せ、2千億円規模に達したと推定。この中で、同社は炭酸水の根本的な価値とされる「強い炭酸の刺激でリフレッシュできる」点に着目した。

「強炭酸を謳った商品が多くある中で『どれを選べばいいのかが非常に分かりにくい』といった声を受けて、独自の差別化要素を持つ新しい炭酸水ブランドを開発しようと決意した」と述べる。

強炭酸ニーズが高まっている背景については「砂糖・カロリー離れによる健康志向が後押しして、余計な甘さや苦みは感じられないものの、強い炭酸の刺激ですっきりとリフレッシュしたいニーズが非常に高まっていることが大きい」とみている。

飲用シーンとしては、直接飲用とお酒との割り材の両方で訴求していく。「消費者の飲用実態を見ていると、直飲みと割り材は半々となっている。中でも6割以上を占めるのが、直飲みと割り材の両方で飲まれている方。そのため、両方を満遍なく訴求していくことが大事になる。データには出てきていないが、閉塞感が漂う中で、手軽にリフレッシュできる点が炭酸水の継続的な成長の大きな理由だと考えている」との見方を示す。

なお、「アイシー・スパーク from カナダドライ」のラインアップは、プレーン(500㎖PET・430㎖PET・1500㎖PET・250㎖缶)と、レモンフレーバー(490㎖PET・430㎖PET・1500㎖PET)の2品・7SKU。