低分子の水溶性食物繊維「テトラリング」6月に上市 林原

林原は、新たな機能性製品として水溶性食物繊維素材「テトラリング」を6月3日に発売する。一般的な食物繊維に比べて低分子で食品に利用しやすく、ほのかな甘みを持つ液状タイプの食品素材。近年注目されている低糖質や糖質オフ、食物繊維を強化した食品に向き、健康機能とおいしさを両立させる新世代の食物繊維として訴求する。初年度出荷見込みは100t。

「テトラリング 」は、グルコース4分子が環状に結合した環状四糖(シクロニゲロシルニゲロース)が主成分で、原料でんぷんに同社独自の酵素を作用させて作る。環状四糖は日本酒や酒粕などの発酵食品に含まれている古来より日本人になじみのある成分。すっきりとした甘みを有し、甘味度(砂糖を100とした場合)25。一般的な食物繊維に比べて粘度が低く低分子で、食品の物性に影響を与えにくい。

既存の食物繊維は甘みがなく、特に菓子は味のバランスがとりにくい、食品加工物性や日持ちへの影響があり、製造に無理がかかるなど課題があった。「テトラリング 」は高分子タイプの食物繊維を付与した場合に影響を受けやすいグミやスポンジケーキ、パン、飴、餅などといった食品にも配合が可能だ。液状タイプのため、粉末と違い溶解作業が不要で作業効率の向上が期待できる。

同社では2015年に粉末状の水溶性食物繊維「ファイバリクサ」を上市。新たにラインアップに「テトラリング 」を加えることにより、幅広い食品への利用を奨め、摂取量が不足しがちな食物繊維を補う素材として、今後活発的に販売活動を行う。