麦わらのストロー普及へ支援 社会課題の解決目指す アサヒGHD

アサヒグループホールディングスは13日、広域連携事業推進機構が主催する「ふぞろいのストロープロジェクト」に参画すると発表。麦わら由来のストローの生産拡大・活用促進を通じて廃棄物削減の啓蒙や仕組みの創出、海洋汚染問題へ寄与することが目的で、地域経済の活性化や農福連携を通じた障がい者雇用の創出にも取り組むという。

麦わらストローとは、プラスチックストロー普及以前に使われていた麦の茎からつくるストローのこと。適切な加工を施すことで、水分を含まず柔らかくない飲料用ストローにすることができる。

22年度にはプラスチック資源循環促進法の施行が予定されており、麦わらストローの普及に取り組むことで地域社会との共創による循環経済モデルの構築を目指す。

今年は「ふぞろいのストロープロジェクト」の初年度。製造方法や品質管理の確立、販路開拓などに取り組む。また加工工程の一部を福祉団体などへ委託する。麦の収穫期の5月中旬から順次、製造を開始し、1千万本を目標とする。

同ストローは環境問題についてのワークショップなどで使うほか、今年8月をめどに環境問題に積極的な飲食店や企業、団体に販売を予定する。ECサイトでの販売も検討している。将来的には、地域が自立して製造・販売できる仕組みを確立させ、地域経済を活性化させる持続可能な事業として展開していく考えだ。

同社はものづくりの技術力や、社外とのネットワークを生かして生産拡大や雇用促進に向けた情報発信や生産技術開発支援に取り組む。