惣菜市場 11年ぶり前年割れ 外出減りコンビニ・専門店など打撃

日本惣菜協会は11日、2020年の惣菜市場の市場規模が前年比4.8%減の9兆8千195億円となり、11年ぶりに前年を下回ったことが分かった。

今回の調査は速報値で、同協会では6月1日に発刊する「2021年版惣菜白書」で中食・惣菜の国内市場の動向として取りまとめている。20年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、09年以来のマイナス成長となった。

業態別売上げではコンビニが前年比6.4%減の3兆1千496億円、食品スーパーが0.8%増の2兆7千633億円、専門店が5.6%減の2兆7千346億円。その他の業態では総合スーパーが8.7%減の8千799億円、百貨店が17.9%減の2千921億円だった。構成比は食品スーパーが1.5ポイント増で28.1%だった一方、それ以外の業態はシェアが縮小し、百貨店が0.4ポイント減の3.0%、コンビニが0.5ポイント減の32.1%、総合スーパーが0.3ポイント減の9.0%、専門店が0.3ポイント減の27.8%となった。「2021年版惣菜白書」は、会員5千円、一般企業と個人1万円で販売する。

同協会は5月18日には「中食2030」をダイヤモンド社から発刊。全国の書店やネット通販などで発売する。

同書は中食・惣菜産業の将来ビジョンを示したもので、5年ごとに見直しを図っている。「~2030」は専門家が今後の市場を予見し、「ニューノーマル時代の新たな『食』を示唆する」取り組みの指針となる。価格は2千750円(会員企業、惣菜管理士、デリカアドバイザー取得者は1千100円で販売)。