国分フードクリエイト 和日配チルドを強化 「和の国分」地位確立へ

国分グループはこのほど、低温事業方針説明会を開催(一部既報)。山崎佳介国分フードクリエイト社長(国分グループ本社取締役常務執行役員)が今期の基本方針を説明した。

国分フードクリエイトの20年度売上高は1千769億円、経常損失2億4千700万円で着地。カテゴリー別売上構成比はチルド62.9%、冷食はナックスの割合が増えたため15.4%、そのほか冷菓11.6%、その他10.6%。山崎社長は前期業績について「コロナで内食需要が高まり、商品供給高・物流通過額が増加したが、業務用が大幅減となった。収益面では単品別の収益管理を徹底し、不採算事業の改善、メーカーとの取り組み強化による最適化が進んだ」と語った。

「コンサルタント卸」機能の強化では、ヨーグルトなどクリエイト商品の開発強化によるカテゴリー活性化や、得意先との取り組み強化が進んでいるほか、「中食事業」では製造卸機能の強化、コロナで需要が高まったパック売りや弁当・冷惣菜の拡大、アウトパックベンダーの物流受託が成果を上げた。

今年度は7月、首都圏を除く国分フードクリエイトの東北・関信越・西日本における低温事業を各エリアカンパニーに統合。常温・低温が融合した一体提案を強化する。

こうした中で、国分フードクリエイトの21年度の基本方針では洋日配カテゴリーに続き和日配の取り組みを強化。「『和の国分』として地位確立を目指す」方針を示した。和日配の市場規模は縮小傾向にあるが、地域性の強いカテゴリーでもあり、11次長計で掲げた「共創圏確立」の取り組みも含め、今後の展開が注目される。

オリジナル商品の開発強化では、3温度帯物流センターおよび全国12拠点のフローズンチルド・小分けアソート機能を活用し、フローズンチルドのデザートやキット商材の販売を強化。一例として、米国から輸入した冷凍ホールケーキをピース単位に小分けした個包装のチーズケーキ(フローズンチルド)、ピザ生地とトッピングをアソートした家庭用向けピザキットの事例を紹介した。

そのほか、チルド・冷凍・アイスに続く柱として、中食デリカ事業の強化拡大を推進。アウトパックメーカーへの原材料供給と販路拡大、生鮮フレッシュ事業との連携による商品開発強化も進めるほか、メーカー・ベンダーの物流受託などの取り組みも強化する。

なお、国分フードクリエイトの21年度定量目標は経常利益3億3千600万円を計画。収益成長への重点シフトを進める。