ロボがオフィスにお届け ビル内で自動配送実験 セブン‐イレブン

オフィスからネットで注文、ロボットが店舗からお届け――。そんな実験をセブン-イレブンが行っている。

ソフトバンク本社が入る東京ポートシティ竹芝オフィスタワー(東京都港区)。ここで働く約1万人の同社社員が「セブン-イレブンネットコンビニ」で注文した商品を社内にあるセブン店舗から配送するのは、アスラテック社が提供する自律走行型配送ロボット「RICE(ライス)」だ。

店舗スタッフがRICEに商品を載せて配送先を設定すると、注文者のスマホに暗証番号を通知。到着したRICEにこの番号を入力することで商品が取り出せる仕組み。

1月から進めてきた実験では当初、12~34階に入居するソフトバンクのオフィスのうち、配送できるのは店舗のある34階のみだった。これを先月からは29~34階に拡大。三菱電機の技術協力によりRICEとエレベーターのシステムを連携させることで、フロアをまたいだ注文にも対応できるようになった。6月までの実験で、全フロアへの拡大を目指す。

配送できるのは、たばこ・酒類除く常温品約550品。店舗ではホットスナックの取り扱いはなく、弁当のレンジ加温ニーズなどについても今後の検証課題としている。また配送は1注文ごと。複数注文への共配には未対応だ。

現在のところ実用化の計画は未定だが、実験を通してニーズや課題を探りながら、ラストワンマイルの取り組み推進につなげる狙い。要望があれば、他の施設や屋外での運用も視野に入れているという。

自らエレベーターに乗り込むRICE
自らエレベーターに乗り込むRICE
商品が無事到着!
商品が無事到着!