長野県産りんごの真っ赤なクラフトシードル 東海地区のイオンで発売

長野県塩尻市でサンサンワイナリーを運営する社会福祉法人サン・ビジョン(名古屋市東区、堤修三理事長)は4月25日から、長野県産のリンゴを100%使用したクラフトシードル「サンサンサイダー スカーレット」を発売。イオンスタイル豊田店で、これを記念した新商品発表会を開いた。

シードルは、近年人気が出てきているリンゴを使ったスパークリングワイン。青森、長野などリンゴの産地でシードルを醸造するワイナリーが増加しており、大手飲料メーカーも相次いでシードルを発売している。サンサンワイナリーのシニアアドバイザー戸川英夫氏は「シードルに対する知名度が上がってきており、消費者の反応も良い。想定より早く発売にこぎ着けることができた」と話す。

今回登場したクラフトシードルは、カナダ原産の希少品種のジェノバなど長野県産のリンゴ5種類をブレンドした。酸化を防ぐため炭酸の量を調節するなど色合いは鮮やかな赤色。味わいはフレッシュで甘味と酸味のバランスが良い仕上がり。今期は3万本を製造している。

発表会では、マスターソムリエの高野豊氏が「海外の品評会に出しても金賞が獲れるような出来栄え。リンゴのシードルは琥珀色が多く、鮮やかな赤のシードルは国内ではこれだけ。普通のワインとは合いにくいカレーライスやキムチなど何でも相性が良く、芋ようかんと合わせてもおいしく飲める」と太鼓判を押した。サンサンワイナリーの田村彰吾氏は「今後は6万本の生産を目指して強化していく。今年はリンゴの出来も良く、味わい良く仕上がった。ぜひ一度味わってもらいたい」と話した。

シードルは東海地区のイオン、イオンスタイルで販売されるほか、サンサンワイナリーのオンラインショップでも購入できる。

サン・ビジョンは愛知、岐阜、長野で38施設154事業所の高齢者福祉施設などを展開している。もともと塩尻市と親交があり、遊休荒廃地の再生について同市から相談を受けたことをきっかけに11年、ブドウ栽培を開始。15年にはワイナリーとショップ&レストランを竣工。ワインを醸造しながら、高齢者や子ども、障害者らに収穫などに参加してもらい地域活性化にもつなげている。