さとう 京都・亀岡市に出店 広域集客見込む

既報の通り、さとうは4月22日、京都府亀岡市にフレッシュバザール亀岡千代川店を開いた。同市への出店は94年の亀岡大井店以来、27年ぶり2店舗目となる。

店舗が位置するのはJR山陰本線・千代川駅から南西に約800m。商業施設が連なる国道9号線に面し、車を利用した広域からの集客が予想される。車で14分の商圏人口は5万4千707人、2万940世帯。隣接地では区画整理事業による住宅の建築が進み、今後も人口の増加が見込まれる。

生鮮は入り口の青果で鮮度感と値頃感を訴求した。水産は日本海の生魚をはじめ、地元での消費量が多い鯖寿司などの魚惣菜を強化。精肉売場では、需要が伸びている冷凍肉を大々的に展開した。

惣菜は和洋中から寿司まで幅広く品揃えし、ベーカリーは専用窯で焼くピザなどを用意。オープンキッチンでは惣菜とベーカリーの仕切りをなくし、生産性の向上と惣菜パンなどメニューの拡充を図っている。

冷凍食品はリーチインとショーケースで広く展開し、品揃えと価格をアピールした。

後藤専務が語る出店戦略 京都中部・南部を強化

後藤専務(さとう)
後藤専務(さとう)

開店に際し会見した後藤弘和専務は、新店の概要と今後の出店戦略などについて次の通り語った。

【新店について】

敷地内にコメダ珈琲店さんがあり、駐車場は共同利用で合わせると219台。国道に面しているため、店舗規模の割には多めに取った。向かいにドラッグストアやファストフード店などがあり、NSC的な要素もある。人口も増えており、将来的に期待される商圏だと考えている。

地元のお客さまが競合店のハイ&ローに慣れていると思われるが、当社の園部店や亀岡大井店ではEDLPが浸透している。450坪の売場面積を生かすためにも、当面はハイ&ローで対抗しながら、EDLPも堅守しミックスした形で対応していきたい。

今回は設計段階からフクシマガリレイに入ってもらい、デシカント空調を導入した。空調や冷凍冷蔵設備などをAIによって管理するもので、結露やカビの発生を抑え、空調設定を自動で行うため、省人化につながる。売場が寒いという長年の課題解決にもなり、店内環境が最適化される。投資コストはかかるが、省エネにもなり5年ほどで回収できる。

【今後の出店戦略】

冷凍肉の売場(フレッシュバザール亀岡千代川店)
冷凍肉の売場(フレッシュバザール亀岡千代川店)

北近畿は年々人口が減っており、将来のことを考えると競争が激しくても南に行かなければならない。北近畿の寡占化と南下政策を進めている。その中でも重点エリアは大阪北部と兵庫南部、そして京都南部だ。

今回、亀岡市に27年ぶりに出店した。同じ丹波でも兵庫県の方は圧倒的なドミナントを形成しているが、京都府の企業でありながら、亀岡、南丹を抑えきれていなかった。また、京都府南部では京都市を除くと、長岡京市と城陽市に1店ずつ出しているだけだ。今後この辺りを増やしていきたい。

大阪府吹田市の千里丘店はオープンし1年になるが、着実に成果が出ている。昨年10月の寝屋川公園駅前店も開店から好調で、一度落ちたが再び安定的に上がってきている。南部の店舗は投資もランニングコストもかかるが、着実にフレッシュバザールのファンが増えており、EDLPも浸透してきた。

300坪で北近畿からスタートし、その後、450坪をオープンした。これからは450坪スタイルで展開するが、一方で圧縮陳列の300坪を広げる形で、来年以降350坪の新店も考えている。営業部、商品部と連動しながら、時代の変化に合わせた店舗政策を進めていく。

【店舗概要】敷地面積1万699㎡、売場面積1千526㎡、駐車台数219台、駐輪台数88台(敷地面積と駐車・駐輪台数は敷地内にあるコメダ珈琲店を含む)、営業時間8時~23時、従業員数(社員9人・パート・アルバイト※8時間換算51人)