クラフト人気を後押し キリン「豊潤」上方修正

キリンビールは、3月に発売したクラフトビール「SPRING VALLEY 豊潤〈496〉」の販売好調を受け、4月の製造計画を当初計画比約3割増に上方修正した。

「豊潤」は、3月1日から業務用小型ディスペンサー「タップマルシェ」や、傘下のスプリングバレーブルワリー直営店で販売。23日には全国で缶商品を投入している。

販売好調の背景には、クラフトビール人気の高まりがある。日本ではまだ母数は小さいものの、市場には個性的なビールが多く揃っており、多様な味わいや高付加価値性が評価されていると言われている。

キリンビールが販売するクラフト缶商品も、昨年は前年比約3割増で着地した。家庭内でのクラフトニーズ拡大を反映したとみる。

「豊潤」飲用者からは「クラフトを買ったことがなかったが、この商品をきっかけに身近な存在になった」など肯定的な意見が寄せられているといい、クラフトへの関心がより高まる傾向があるという。

麦芽を「キリンラガービール」の約1.5倍、4種のホップを使用しており、ホップを7日間漬け込む独自の技術を採用することで豊潤な味わいを実現したといい、この中身に対しても飲用者から「色が綺麗でコクがあり、後味もすっきりしておいしい」といった声が寄せられた。

同社では、「おいしさを実感していただくことで市場がさらに活性化し、ビール自体の魅力化につながっていくと考える」としている。