サントリーワインサワー缶 新鮮さで40代以下から支持、ワインの間口広げる

サントリーワインインターナショナルが2月に発売した「サントリーワインサワー350㎖缶〈赤〉」「同〈白〉」の販売が好調に推移している。

「ワインサワー缶」はワインをより気軽に楽しむ提案として投入され、当初計画の25万箱(350㎖×24本/箱)の約7割を発売1.5か月で突破。計画も1.4倍となる35万箱に上方修正している。

背景にあるのはコロナ禍による巣ごもりを受けた家庭用市場の拡大だ。昨年のワイン市場は業務用が落ち込み、全体でも前年を割ったが、家庭用市場は前年比107%ほどと好調な動きを見せた。ワイン市場は高齢化が課題ともいわれていたが、昨年は20代から50代まで、間口の拡大も見られた。

「ワインサワー缶」は通常のワインに比べて、より多くの若年層を獲得。ワインでは40代以下の割合が25%ほどであるのに対して、「ワインサワー缶」は65%ほどと高い数値。また、RTD(缶チューハイなど)よりビール類やワイン、ハイボール缶との併売率も高いという。

好調の要因として同社は、ワインという言葉が持つ高級感に加え、「サワー・缶」という高級感とカジュアルさの掛け算が新鮮に見えたことを挙げる。さらに、レモンサワーの人気が高まる中、RTD飲用者の嗜好にもマッチしたとみる。

サントリーは、ソーダ割文化に強みを持つ。今後もワインサワーのイメージ価値を変える取り組みを行い、缶酒ユーザーや若年層に向けてライトですっきりした味わいを訴求し、特別な日ではなく、幅広いシーンでの飲用を広げていきたい考えだ。

上期は5月後半からサマーワイン活動を展開するなど、夏場に向けてデジタルと店頭を中心に訴求活動を強化する。