雪印メグミルク磯分内工場 バター製造など新棟起動式

雪印メグミルクは7日、約200億円を投じ整備を進めていた磯分内工場バター等新棟(北海道川上郡標茶町字熊牛原野15線東1-3)の起動式を執り行った。

同工場は、バター、生クリーム、脱脂粉乳製造の主力工場だが、操業開始(1960年)から50年以上が経過。老朽化に加え、狭隘で設備運用の制約が大きいことから、将来的な生産機能の維持・強化に向け、製造設備を更新したもの。今回の設備投資を受け、生乳処理能力は約1.1倍となる。

設備投資の内容は、バター製造等に関わる新棟の建設(事務・厚生設備、生乳受け入れ設備等含む)、ユーティリティ設備に関わる新棟の建設(ボイラ、受配電設備、冷凍機、用排水処理設備等含む)などで、新規製造ラインの機能付与なども可能とする建物レイアウトや設備能力設定などを工夫。省人化、自動化設備などを活用し、生産の効率化を追求した。

同社では新棟のコンセプトについて「生乳受入れから製造・保管、出荷業務に至る一連の工程を効率化させ、“北海道生乳”の価値を最大限に引き出す生産ラインを構築し、将来的なプロダクトミックスの変化に適応可能な新設建物・機器配置、将来的増床スペースなども考慮した」としている。

北川俊幸磯分内工場長は起動式において「今年2月に、非常用発電機を設置し、これにより停電が発生した場合でも、1日分の生乳受入れ、冷却、貯乳、バター製造の一部操業、製品冷蔵庫の温度維持、排水処理施設を主としたユーティリティ設備の機能維持が可能となった。これからも酪農生産者に寄り添い、地域の酪農を支え、北海道生乳の付加価値を最大化し、全国の国民の皆さまに安全安心な乳製品を提供していく」とあいさつした。