アサヒ飲料 亀岡市とまちづくりの推進などに関する協定締結

アサヒ飲料は3月30日、京都府亀岡市とまちづくりの推進などに関する協定を結んだ。災害、防犯、環境の3つを推進するもので、今後、市内8か所に設置する災害対応型自販機を活用する。

具体的には大規模災害時に自販機をWiFiの拠点にするとともに、飲料を無償提供。また、一部の自販機には防犯カメラを設置し、日常の見守り役も担う。

今回、注目されるのが環境対策だ。亀岡市は「プラスチックごみゼロ宣言」を掲げ、2030年までに使い捨てプラスチックごみをなくすことを目指している。そのため、缶を中心とした商品ラインアップで、市民や同業他社に対する意識の啓発につなげる。

同社では「ペットボトルでしか商品化できない水が入らないことで若干の販売ロスは覚悟しているが、それよりも市の協定を重視し、亀岡ならではの対応を優先する」としている。

今回の協定は市内を流れる保津川の保全活動にかかわったことをきっかけに、アサヒ飲料から持ち掛けたもの。締結式では桂川孝裕市長、アサヒ飲料近畿圏統括本部の東誠司本部長が次の通り述べた。

桂川市長 飲料メーカーはペットボトルが販売の主力だと思うが、亀岡市はプラスチックごみゼロ宣言を掲げ、使い捨てプラスチックをなくそうという取り組みを進めている。その中で今回は缶を中心に商品構成いただき、災害時には提供してもらえる。自販機という文明の利器が住民の命を守り、事件の解決にもつながるのはありがたいことだ。

東本部長 当社としても環境や地域との共生は重要な課題である。災害に関する協定はほかの地域とも結んでいるが、防犯や環境に特化したものは今回が初めてとなる。少しでも地域に貢献していきたい。