日清オイリオ 売上高5千億円企業へ 多様な共有価値を創造 長期ビジョン策定

日清オイリオグループは長期ビジョン「日清オイリオグループビジョン2030」を策定した。2030年に目指す姿として、「わたしたちは“植物のチカラ”と“油脂をさらに究めた強み”で、食の新たな機能を生み出すプラットフォームの役割を担います。そして多様な価値を創造し、”生きるエネルギー“をすべての人にお届けする企業グループになります」と定めた。

最終30年度の定量目標は、グループ売上高5千億円、営業利益300億円、ROE8%以上、海外売上高比率30%。

「ビジョン実現のために、社会との共有価値の創造(CSV)が成長ドライバーとなる」(久野貴久社長)。地球環境や持続可能な食糧生産、健康寿命延伸などの社会課題に対し6つの重点領域(すべての人の健康、おいしさ・美のある豊かな生活、地球環境、食のバリューチェーンへの貢献、信頼でつながるサプライチェーン、人材マネジメント)を定め、各分野でCSV目標を掲げた。

健康領域ではMCT関連などヘルスサイエンス商品で200%成長(30年/19年比)を目指すことや30年までに脂質の健康情報を累計1億人に提供する。地球環境ではCO2排出量やプラ容器包装の削減、植物資源を活用した環境にポジティブインパクトを与える商品・サービスの開発を加速。環境・気候変動を経営の重要テーマに「環境目標2030」を策定しTCFDの提言に基づいた情報開示を進める。

バリューチェーンでは国内における食エネルギーの安定供給(国内総エネルギーに占める割合6%以上)、グループのユーザーサポート件数150%、サプライチェーンではパーム油認証油の割合100%、大豆・カカオ等でも持続可能性を高める取組みを推進する。