タリーズ、チルドコーヒー拡充 勢いづく加糖カフェラテ市場狙う 伊藤園

伊藤園は「TULLY’S COFFEE(タリーズコーヒー)」で「TULLY’S COFFEE BARISTA’S BLACK(タリーズコーヒー バリスタズブラック)」390㎖を中核としたボトル缶・ブラックの強化を全体方針に掲げる一方、新規顧客のアプローチや自販機活性化策としてラテ系新商品を投入する。

ラテ系新商品の投入は、ペットボトル(PET)入りの有糖カフェラテ市場が急成長を遂げていることが背景。取材に応じた伊藤園の井上信一マーケティング本部新ブランド育成・コーヒーブランドグループ商品チーフは「無糖タイプの成長のスピードが加速する一方で、PETの有糖カフェラテ市場も伸びており二極化が鮮明になっている」と指摘する。

このトレンドを踏まえ、さらにブランドの飲用層を広げる狙いから、昨秋コンビニ限定で発売していたチルドコーヒー「TULLY’S COFFEE ESPRESSO with MILK(タリーズコーヒー エスプレッソ ウィズ ミルク)」(330㎖紙)のパッケージを刷新するとともに、新商品「HONEY MILK LATTE(ハニー ミルク ラテ)」(同)を追加。コンビニにとどまらず、スーパー、量販店へと導入拡大して12日に発売開始される。

「エスプレッソ ウィズ ミルク」は昨年7月に首都圏のコンビニで先行発売し、9月から沖縄を除く全国で発売。当初、男性をターゲットにしていたが、女性の引き合いが強かったことから、今回見直しと強化を図った。

パッケージは2品とも「女性がより手にとっていただきやすいデザインを考え、タリーズコーヒーショップで物販されているレギュラーコーヒーの袋をモチーフにした」という。

「TULLY'S COFFEE BARISTA'S カプチーノ」(伊藤園)
「TULLY’S COFFEE BARISTA’S カプチーノ」(伊藤園)

新商品の「ハニー ミルク ラテ」は、タリーズコーヒーショップで年間通じて支持されていることを受けて投入。「甘いフレーバーコーヒーはなかなか定着しにくいことから、はちみつの量を抑えて、毎日飲んでも飽きがこないフレーバーラテとして展開する」。

自販機活性化に向けてはSOT缶「TULLY’S COFFEE BARISTA’S カプチーノ」を3月8日に新発売した。

同商品は、シナモンをコーヒーに重ねて抽出する製法で甘い香りが広がるコーヒー。「20年以上前にカプチーノの商品を発売し、ご好評をいただいた。そのとき20~30代前後の方が一番の購買層である40~50代となり、その方たちに向けてシナモンのちょっとした香りとともにお楽しみいただきたい」と期待を寄せる。