「ネスカフェ」紙パックコーヒー飲料市場に食指 プレミアムアイスコーヒー「香味焙煎 燦」投入

ネスレ日本は、「ネスカフェ」でプレミアムタイプの紙パック入りアイスコーヒー市場にアプローチしている。チルドコーヒーカテゴリー向けの1000㎖紙パック入りプレミアムアイスコーヒー「ネスカフェ香味焙煎 燦(さん)」を立ち上げ、3月1日に「無糖」と「微糖」の2品を新発売した。

同社調べによると、1000㎖の紙パックで販売価格200円以上のコーヒー飲料市場は、昨年3―12月で売上げが前年同期比1・3倍に拡大した。同市場について、高岡二郎飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒー&RTDビジネス部部長は「外出自粛や在宅勤務の増加などで自宅時間が多くなったことに伴い、紙パックのプレミアムコーヒー飲料が伸びている。アイスでは感じにくい香りの良さや、ペットボトル(PET)にはない高級感のある見た目が支持されているとみている」と語る。

「香味焙煎 燦」は、選び抜いたアラビカ豆を100%使用し、しっかりとした苦みとフルーティーな酸味のバランスの取れた味わいや雑味のない澄みきった後味が特徴。「燦」の商品名は、製品特徴である「上質な味わい・香りの豊かさ」を現す漢字として、太陽などの光が鮮やかにきらめく様子をイメージして名付けられた。

PETの「ネスカフェ」ボトルコーヒーは、引き続き「エクセラ」と「ゴールドブレンド」に注力していく。900㎖前後のボトルコーヒー市場は20年微増と推定。この中で「ネスカフェ」ボトルコーヒーは市場を上回る伸びを見せ、トップシェアを堅持した。

この要因については「『エクセラ』と『ゴールドブレンド』の2つのブランドの存在が大きい」と述べる。スッキリした味わいでゴクゴク飲みたいユーザーには「エクセラ」、しっかりとした味わいのコク深いアイスコーヒーを楽しみたいユーザーは「ゴールドブレンド」といった具合に2つのブランドが別々のニーズをとらえていることが市場を上回る伸びを見せたとみており「21年も引き続き『エクセラ』と『ゴールドブレンド』を中心にボトルコーヒー市場の成長を牽引する」と意欲をのぞかせる。