「十六茶」ブランド再構築へ 人にも地球にもやさしく刷新 アサヒ飲料

初のオンラインイベント開催

アサヒ飲料は、ブレンド茶飲料「十六茶」ブランドのリブランディングを始動した。無糖茶飲料市場の中で緑茶ブランドなどから新商品の投入や情報発信が活発化される中で、「競合無糖茶との比較の中で若干存在感が薄れてしまった」(相生宏之常務執行役員マーケティング本部長)のがその背景。リブランディングでは、健康価値と環境配慮訴求を強化し、9日に「十六茶」本体をリニューアル発売した。

「十六茶」の独自価値は、東洋健康思想に基づき16の健康素材をブレンドして、カフェインゼロ・アレルギー特定原材料等28品目不使用・乳児用規格食品に仕立てられている点にある。

新たに付加する健康価値については、原料にハトムギを乳酸菌で発酵させた素材を加えて、素材の力を引き出すための高温抽出製法を新たに採用する。これにより、一層香ばしく豊かな味わいへと磨きをかけた。このブラッシュアップに伴い、賞味期限を9か月から12か月へと延長し、食品ロス削減にも貢献していく。

容器は、PET再生樹脂とバイオ素材樹脂の環境配慮素材を使用した環境にやさしい新容器「ネイチャーボトル」を新たに採用して、化石由来のPET使用量とCO2排出量を削減。CO2排出量は2割程度の削減を見込む。

パッケージには、環境配慮素材を使用していることが一目で分かるように「アサヒ飲料環境ロゴ」を印字している。

コミュニケーションは、「コロナによる生活者の健康意識や社会貢献意識の高まりもあり、従来からある『十六茶』の独自価値に加えて、今回『人にやさしく、地球にやさしい』を実現するべく新しい要素を加えることで生活者と社会に寄り添うブランドとしてリブランディングしていく」との考えの下、新垣結衣さんと中村倫也さんを起用した「自然に、健康。」編と「環境にやさしいペットボトルでました」編の新CM2編を公開している。

「人にやさしく、地球にやさしい」のテーマの下、ブランド価値を伝えるCSV活動も展開している。

13日には、同社メルマガ会員を対象に「カラダバランスセミナー」と題した初のオンラインイベントを開催した。

同社は、18年から「アサヒ 十六茶」を題材に、心身の健康に向き合うひとときを提案する対面イベントを実施していたが、現在は新型コロナウイルス感染症拡大に伴い中止。外出自粛や在宅勤務による運動不足の解消やコロナ疲れ解消が叫ばれる中、対面イベントの代替としてオンラインイベント開催の運びとなった。

オンラインイベントは、各回定員25組(計50人)の全2回開催され、イキイキと輝いた毎日を過ごすためのヒントや東洋健康思想などが伝えられた。参加者からは「ストレッチ方法、眼の運動、薬膳、食べ物の性質など、画像を使ってとても分かりやすい解説」「十六茶の十六が六臓六腑四味覚という意味であることを知り、イメージがアップした」などの声が寄せられたという。