1日の快適なONに缶コーヒーを アサヒ「ワンダ」 吉本お笑い動画を毎朝配信

アサヒ飲料は、「ワンダ」ブランドで「1日の快適なONに寄り添う」を方針に掲げ、昨年に引き続き缶容器に集中していく。取材に応じた河口文彦マーケティング本部マーケティング一部コーヒーグループグループリーダーは「『ワンダ』を仕事のONモードや少し気持ちをONにしたいときに飲んでもらいたい。21年は新しい時代を迎えていく人々の1日の快適なONに寄り添う活動を展開していく」と語る。

ブランドが起点としている朝の時間帯を軸足にコミュニケーションしていく。その起爆剤として2日から、約1年間にわたり平日毎朝、吉本芸人のお笑い動画を配信する「朝ワン」キャンペーンを展開。これに伴い、千鳥、ガンバレルーヤ、ミルクボーイ、すゑひろがりずが登場する新TVCMを10日から放映している。

対象商品購入のレシートから応募すると、さまざまな賞品が当たる「朝ワン」レシートキャンペーンも実施している。

商品は、「モーニングショット」と「金の微糖」の基幹アイテムを刷新。「新たに何かを付与するのではなく、それぞれ持っている独自価値を徹底的に伸ばしていけるように磨きをかけた」とし、2日にリニューアル発売した。

約1年間にわたり平日毎朝、吉本芸人のお笑い動画を配信(「朝ワン」キャンペーン)
約1年間にわたり平日毎朝、吉本芸人のお笑い動画を配信(「朝ワン」キャンペーン)

「モーニングショット」は、朝の独自価値に磨きをかけるべく、濃さやコクの強さを求めながらもスッキリ感や後味の良さも重要視している缶コーヒーユーザーの嗜好トレンドに合わせて、より後味スッキリでさわやかに飲める味わい仕立てた。

パッケージも改め、朝のイメージを強化。朝日を印象的に描くとともに「朝専用」のアイキャッチを追加した。

「金の微糖」は、コーヒー本来の香りとコクを強化し、コーヒーとミルクのバランス、甘みを大きく見直した。これにより、これまで以上に豊かなミルクの香りで口当たりが軽く、キレ味の良い後味へとブラッシュアップした。

これにより「金の高級感をより打ち出していく。ブラジル最高等級高級豆100%のコーヒーを使用している事実を改めて訴求強化していきたい」と述べる。

20年販売実績が前年比7%増と好調となったボトル缶の「ワンダ極」シリーズは、パッケージを刷新して勢いを加速させる。リニューアルポイントについて「深煎りの『ワンダ極』ならではの飲み応えの訴求強化と、丸福珈琲店監修の文言を上部にもってきて目立たせた。『ワンダ極』では、一瞬で気持ちをONにするというよりも、仕事をしながら一口ずつ飲むごとにゆっくりと上質なONを感じてもらいたい」と説明する。

河口文彦氏(アサヒ飲料)
河口文彦氏(アサヒ飲料)

2月23日に「ワンダ極」から新発売した「贅沢な糖類ゼロ」は、原料のコーヒー豆のうち51%に厳選高級豆を使用し、深い味わいとコク・苦味が特徴。「コロナで健康意識が高まる中、糖分を控えたいという欲求と風味特徴として甘くないものを飲みたいニーズに応えていく」という。

「ワンダ極」の販売施策では、家飲み需要の開拓を狙いまとめ売りを展開。アイテム別では、コンビニでは一番の売れ筋である「微糖」と「カフェオレ」、スーパー・量販店では「ブラック」「微糖」の売れ筋順にそれぞれ強化する。

「ワンダ極」をはじめとするボトル缶の可能性については「家庭でレギュラーコーヒーなど非RTDコーヒー飲料に触れられた方がコーヒーの嗜好的な部分を再認識されて、ペットボトルよりもそれに近しいおいしさをボトル缶で感じられていると思う」との見方を示す。

ショート缶についても「働く人を外勤者と内勤者で分けて見ていくと、外勤者需要の落ち込みは市場ほど大きくなく、ショート缶を支えてくださっている外勤者の方に向けて、引き続き提案を強化していく」と可能性を見いだす。

「ワンダ」ショート缶の中では、昨年9月に新発売した「白いカフェラテ」が健闘。同商品は牛乳を使用し、ミルクのおいしさを際立たせた乳飲料規格のカフェラテで「一定のご評価をいただいたことから春以降も引き続き展開していく」。

また、昨年展開したキャラクターとのコラボレーションも今後検討する。