「綾鷹」から和素材ラテの新シリーズ コーヒー・紅茶に次ぐ“ラテ第三極”確立目指す

コカ・コーラシステムは、緑茶飲料ブランド「綾鷹」から新シリーズ「綾鷹カフェ」を立ち上げ、22日から「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」を新発売する。「綾鷹」のブランド力の高まりとコロナ禍で変化する消費動向が新シリーズ投入の背景。日本コカ・コーラによると、「綾鷹」はコカ・コーラ社製品の中で「コカ・コーラ」に次いで幅広い層に支持されるブランドへと成長を遂げたという。

ターゲットはカフェをよく利用する20~30代のカフェネイティブ世代。コロナ禍の外出自粛で、自分にご褒美を与えるプチ贅沢ニーズやカフェ気分を味わいたいニーズの獲得も見込む。コミュニケーションは「綾鷹」ブランドのアンバサダーである女優の吉岡里帆さんを起用したTVCMのほか、デジタル・店頭施策など多岐にわたる活動を展開していく。

発売日の22日から28日にかけては、消費者体験イベントも実施する。東京の猿田彦珈琲The Bridge 原宿駅店で「『綾鷹カフェ 抹茶ラテ』のサンプリングを通じて、抹茶の良さや抹茶の価値をぜひ多くの皆さまにご理解していただく内容を考えている」という。

5日に開催された日本コカ・コーラ「お茶カテゴリー戦略発表会」で、助川公太マーケティング本部ティーカテゴリー緑茶グループグループマネジャーは「ブランド力が非常に強くなったことから、無糖茶という既存カテゴリーにとらわれない形で『綾鷹』の強みを生かしながら、新たな領域にチャレンジできるのではないかと考えた」と語る。

これに上林春松本店が長年貫いている「伝統と革新で時代を切り開く」姿勢や消費動向を踏まえて、ラテ飲料市場で抹茶という和素材を原料に使うことによって「従来からあるコーヒー・紅茶に次いで、ラテの第三極を確立していきたい」と意欲をのぞかせる。

助川公太マネジャー(日本コカ・コーラ)
助川公太マネジャー(日本コカ・コーラ)

「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」は、上林春松本店が厳選した国産抹茶を1本当たり茶杓約2杯分相当の量を使用し、濃厚な味わいを打ち出した点が特徴となる。

「コカ・コーラ独自の製法で今までのPET製品では実現できなかった抹茶量を1本に入れることができ、贅沢な抹茶の風味が楽しめるような中味に仕上げた」と胸を張る。

また、使用している抹茶は、通常の「綾鷹」で使用しているものよりも大きい粒度の抹茶で、口当たりや味わいを抹茶ラテに最適化。そこに国産牛乳やミルクブースト技術を駆使して上品な口当たりのミルクテイストを実現した。監修は、日本茶と抹茶の観点で上林春松本店が、カフェユーザーの視点で猿田彦珈琲がそれぞれ担当した。

手売りとECでは440㎖PET、自販機では280㎖広口PETをそれぞれメーンに展開していく。

440㎖は「綾鷹カフェ」専用の新容器で、カフェでラテを提供する際の一般的なトールとグランデの中間サイズとして考案された。

和素材ラテの商機については「カフェでは和素材を使ったメニューは定番化しているが、5年間で平均5%ずつ成長しているラテ飲料市場で和素材を使った商品の比率は1%未満」と述べ、開拓余地を見込む。