神明HD 食サービス事業本格化 食材宅配を支援へ調達強化

神明ホールディングスは、食サービス事業を本格化する。近い将来訪れる超高齢化時代や共働き世帯の増加、コロナによる内食志向の高まりを受け、宅配事業へ食材・商品の提供をはじめとする多角的な支援を強化する。

1日にはシニアサポートサービスを展開するMIKAWAYA21(東京都荒川区、青木慶哉社長)と資本業務提携契約を締結。また神明の関連会社ショクブン(名古屋市守山区、鈴木章人社長)への第三者割当増資を引き受け、家庭用食材の宅配、業務用食品の販売を強化する。引受株式数は、増資後の持株比率50.1%となる583万5千株(1株270円)。

MIKAWAYA21は、地域の新聞配達店や介護事業者と提携して「まごころサポート」を営む。全国約60社の企業をFC化して、買い物代行や掃除、家具移動などシニアの生活の中で「ちょっと困った」課題解決に取り組む。同社と協業することにより、神明は「まごころサポート」における食分野に加わり、基幹事業の米をはじめ青果物、水産品、乾麺など神明グループが取り扱う食品を提供する。

一方、神明グループのショクブンは、東海3県を中心に、一般家庭に夕食材料などの宅配小売事業を主に行う。おいしさと経済性を重視した「エコクック」や和食中心の「和ごころ」をはじめ、栄養価、時短などさまざまな切り口をもつブランドを有し、年間で約1千500種類のメニューを提供する。

今回の増資により神明グループ全体でショクブンを支援。グループシナジーを生かして、より安全安心で高品質な食材調達を強化するほか、京阪神をはじめとする手薄エリアにおいて、グループの食材調達可能拠点と連携して新規出店を進める計画だ。