スナック「脱おやつ」へ 湖池屋、新工場で新価値を創造

湖池屋は、17年発売の「プライドポテト」でスナック市場に新たな風を吹き込み、昨年リニューアルした「プライドポテト」を20年を代表する大ヒット商品に育て上げた。昨年1年間で同社が「高付加価値商品」と位置付ける3ブランドは、スナック市場が5%増の中で「プライドポテト」50%増、「じゃがいも心地」54%増、「STRONG」119%増と驚異的な成長を見せ、市場を牽引した。(インテージSRIデータ全国全業態2019.1―2020.12)

コロナ禍で自粛ムードや在宅時間が増え、ストレス発散やおうち時間をリラックスしたいなどの消費者インサイトとブランドの情緒価値がマッチして、この3ブランドが評価された。21年は新しいポテトチップスから“ド定番”のポテトチップスにすべく、さらに消費者に寄り添ったコミュニケーションを展開していく。

この春、新たな旋風を起こすべく“ニューノーマルおやつ”の新商品を投下する。スナックの定義を、おやつから手軽に食べられる食事、新しい食の選択肢と考え「ニューノーマルおやつ」が生まれた。既に「罪なきからあげ」「ハッシュドポテト」を発売している。

関東第三工場(湖池屋)
関東第三工場(湖池屋)

コロナ禍で新しい生活様式の中、間食の回数が増え、1回の食事が簡素化され、間食と食事の境界線も曖昧になっている。そんな中、購入頻度が最も上がったのは菓子で、その中でもスナックがトップになった。おうち時間の増加で消費者がスナックに求める期待値は高まっていくと思われ、どれだけ消費者に寄り添った食の選択肢を作れるかが肝だと考える。

3月末から順次発売する商品は、料理のように本格的な味わいを持ち、スナックのように手軽で、お腹も心も満たせるような小さなご馳走、というコンセプトから生まれた「ポテトと料理」2品と、リニューアルした「ハッシュドポテト」のプレーンタイプと具材を入れ一歩食に近づけた商品2品。いずれも1月に稼働した関東第三工場で製造される。新工場は新しい創造型の食品を作ろうと新設した工場で、今後もより食に近いスナックを作っていく。