カゴメ 楽天証券と共同決算説明会 若年層など投資初心者対象に

カゴメは、このほど楽天証券と共同で初の「投資初心者のための決算説明会」をオンラインで開催した。

カゴメの株主は60歳未満が約3割と少なく、現在の株主へのIR活動に加えて、若年層の強化が課題だった。一方、楽天証券は楽天市場で買い物をして貯めたポイントを投資信託や株式投資の購入に使えることから、口座数が増加。口座開設者の約65%が30代以下を占めるなど、若年層の投資家も増加している。

そこで、これから投資を始める人のニーズを把握し、若年層にも関心を持ってもらうため楽天証券と共同で決算説明会を開いた。当日は、同社の経理担当者が20年度の決算内容を分かりやすく説明するともに、決算短信の表紙を使って決算資料の読み方を説明。

参加者からは「カゴメの株はいくらから買うことができるのか?」「事業利益と営業利益の違いを説明してほしい」など株式投資を始めるうえでの基礎的な情報や会計用語などに関する質問があった。

同社は、2001年に「カゴメファン株主10万人構想」を掲げて以来、株主との対話と交流の機会を強化。株主との対話と交流を深めるため、株主優待制度の導入や工場・生鮮トマト菜園の見学会、社長の人となりを知る「社長と語る会」などを行い、2020年12月末時点の個人株主数は約17万8千人に拡大している。

説明会後、カゴメの執行役員財務経理部長の佐伯健氏は「コロナ禍だからこそ、これまで以上に、株主の皆さまとの深いコミュニケーションによる相互理解が重要だと考えている。これからも株主の皆さまとの対話と交流の機会を大切にしていきたい」とコメント。

楽天証券マーケティング本部マーケティング推進部の下條しげみ氏は「自社の決算短信の見方などを丁寧に説明する投資初心者を対象としたIR活動を行う企業はまだそう多くありません。今回のIRセミナーがこれから投資を始める方の参考になればうれしいです」など語った。