進化系伝統食品に注目

最近、わが家では「手巻納豆」という商品がブームだ。乾燥させたひきわり納豆、ねぎ、醤油、からしなどとあられを砕いて混ぜ焼海苔で巻いた逸品で、高級スーパーで販売されている。170~180gで1千500円超となかなか高価格。

▼分不相応と分かっていながら、味に惹かれてつい買ってしまう。岐阜の米菓メーカーが製造しており名称は「菓子」である。売場を見ると、あられの近くに置かれていることが多い。わが家ではビールや日本酒のおつまみとして重宝している。

▼姿形を変えている日本の伝統食品は納豆だけではない。ある豆腐大手が今春、大型商品を市場投入した。豆腐を原料とした代替肉、代替米飯のレンジアップ商品で、植物性たんぱく質の摂取や糖質オフなど、より健康的な食生活を実現できる。

▼同商品は「植物性たんぱく質に力を入れたい」と考えていたバイヤーに歓迎されている。同社が発売した豆腐バーもヒット中で、担当者は「豆腐の姿形が変わっても、元々の豆腐の良さを失わないようにしたい」と話す。“進化系伝統食品”から目が離せない。