鮮度+まとめ買いに対応したレギュラーコーヒー EC市場へ小容量タイプ拡充 キーコーヒー

キーコーヒーはECのレギュラーコーヒー市場で鮮度とまとめ買いの2つのニーズの高まりに着目して、まとめ買いしても新鮮なうちに使い切れる小容量タイプのラインアップを強化する。

2月12日、発表した田中正登志マーケティング本部R&DグループリーダーはEC市場について「当社は昨年8月に創業100周年を迎え『次の100年の一杯を究める』との信念のもと、当社の品質とお客さまのニーズをマッチさせていくことが非常に重要だと考えている。ECの拡大など購入チャネルの変化についても柔軟に対応していく」との考えを明らかにした。

経済産業省のEC市場調査報告によると、食品・飲料・酒類のEC市場は拡大しているもののEC化率は3%以下。こうした中、同社は日用品・食品のEC購入は外出自粛意識の高まりとともに大きく伸長すると推察している。

この推察の下、「EC市場に対して、ECの特性を生かしたレギュラーコーヒー商品をさらに拡充するという意思を持って今回取り組んだ」(阿部祐美子マーケティング本部R&Dグループ設計第一チームリーダー)のが、「トラジャブレンド(FP)」(参考店頭価格:税込4千104円)と「トアルコ トラジャ 粉 12g×20」(参考店頭価格:税込3千240円)の2品で、ともに1日から新発売される。

2品は、レギュラーコーヒーの豆・粉を使うときの不満点に関する同社調査で最も多く挙がった「開封後に鮮度が落ちる」不満点の解消を目指したものとなる。

「トラジャブレンド(FP)」は、約10杯分を抽出できるコーヒー粉(100g)を小容量の個包装にしてケース販売(10袋)される。

「100g以下の小容量帯は店頭棚で陳列しづらい現状もあり存在していないのと等しいほど小さいが、単身世帯や二人世帯は増加している。また、平日1人でレギュラーコーヒーを飲んだ人が3割を超える現状を受けて、いつでもおいしく飲み切れる容量の商品をEC市場の特性を生かして投入する」。

100g商品の第1弾として、昨秋にEC限定発売した「プレミアムステージ スペシャルブレンド」(100g×10袋)については「1週間以内に飲み切れる」や「今までありそうでなかった」といったレビューが多く挙がったという。

「『スペシャルブレンド』(100g×10袋)は、少しずつ定着し非常に可能性を感じている。『スペシャルブレンド』に匹敵する高いEC売上構成比率を持つ『トラジャブレンド』との2アイテム体制になることで、2倍以上の露出効果が出てくると思う」と期待を寄せる。

個包装の包材には、植物由来原料を一部使用したことに加えバイオマスインクも取り入れて環境にも配慮。さらに「お客さまにもやさしいということで、粉がこぼれにくい横方向にハサミがなくても開けられるマジックカットになっている」。

裏面にはメッセージを書き込める欄も(トアルコ トラジャ 粉)
裏面にはメッセージを書き込める欄も(トアルコ トラジャ 粉)

外箱にはインドネシア・スラウェシ島トラジャ地方伝統の彫刻「ウキラン彫り」をイメージした模様をあしらい、自宅に届いた際や保管時にも楽しめるデザインを採用した。ウキラン模様は「一体感と平等」「家族の団らんと平和」を意味している。

一方、1杯分(12g)ずつ個包装にして20袋入りで販売する「トアルコ トラジャ 粉 12g×20」は、近年の単身世帯の増加でコーヒーを一杯ずつ抽出しているユーザーが多いことに着目して開発された同社初となるスティック型のレギュラーコーヒーとなる。

「当社が調査した結果、ドリッパーを直接マグカップの上に置いて1杯分ずつ抽出されている方が複数いらっしゃることが分かり驚きだった。容量単価は高くなるが、外出自粛に伴い食品・飲料に対する支出は非常に多くなっていることから受容性はあると確信している」と自信をのぞかせる。

パッケージは「ハートウォーミングリレーションをコーヒーでサポートしたい」との思いを込め裏面にメッセージ欄を設け、プチギフトなど新しい使い方・楽しみ方を提案していく。