ホットプレートが大幅増 内食需要高まりプレミックスも拡大 20年出荷量

日本電機工業会が1月25日発表した2020年民生用電気機器(白物家電)国内出荷実績によると、5月から支給開始された一律10万円の特別定額給付金による後押しもあり、白物家電全体では前年比1%増の2兆5千362億7千300万円を記録し、1997年以降、24年ぶりに最も高い出荷金額となった。

コロナ対策による健康清潔意識の高まりから空気清浄機が20年1-12月累計で前年比56.8%増の887億9千200万円を記録し、年間で初めて800億円を突破し過去最高の出荷金額となった。

コロナ2020 食品売上ランキング

一方、巣ごもりによる内食需要の高まりで大幅増となったのが、近年低迷していたホットプレートで、1-12月累計で40.6%増の106億3千300万円に達した。

この動きと相関して、ホットプレートと親和性が高いプレミックスも大幅増となった。2020年1-12月インテージSRIデータで見ると、プレミックスの販売金額の伸びは33%増となり、食品の販売金額前年比で上位4位にランクインした。

プレミックスの大幅増の一端を示すものとして、オタフクソースの20年9月期の家庭用売上高は、ソースやお好み焼粉の需要が急増して13%増の134億6千万円となった。特にお好み焼粉は1日に1か月分の注文が殺到するなどしたため、ソースと同様に一部商品を休売し生産を売れ筋に集中したという。

森永製菓のケーキミックスも好調。内食志向と手作り志向による需要増で4―9月累計の販売金額は82%増を記録した。

電気冷蔵庫は年間トータルでは数量・金額とも微減となり大容量へのシフトも落ち着きを見せたが、給付金が行きわたったとされる夏場以降に拡大の動きがみられた。

給付金効果で拡大の冷蔵庫は大容量が好調
給付金効果で拡大の冷蔵庫は大容量が好調

冷蔵庫の主要メーカー別動向では、パナソニックが第3四半期(10-12月)で前年超えとなり「コロナ禍によるまとめ買いや鮮度保持へのニーズの高まりを受け400ℓ以上の大容量タイプが好評」と振り返る。

小型の構成比が高いシャープも「給付金の支給と巣ごもり消費で10月以降、中型と400ℓ以上の大容量が緩やかに伸びている」と述べる。

三菱電機は4-9月の期間で551L以上の容量帯が約1割増となり「内食が増える中、切れちゃう瞬冷凍A.I.や氷点下ストッカーD A.I.など、家事をラクに楽しくできる機能がさまざまあるため、大容量タイプを求められており前年比で大きく伸長していると思われる」との見方を示す。

日立グローバルライフソリューションズは、出荷台数・金額ともに前年並みとなった市場と「おおむね同様のトレンドとなっている」という。