ナッツ業界に朗報 高精度の光選別機 サタケ

サタケはこのほど、近赤外線からX線域までの広域波長帯と人工知能(AI)を駆使した、新型ベルト式光選別機「ベルトゥーザ・スペクトラ」(型式:CSX600BW)を発売した。

光選別機は穀物やナッツ類などの原料の中から着色物・異物などの不良品を圧縮空気で除去する装置。「ベルトゥーザ・スペクトラ」は従来機の近赤外線域および可視光全域に加え、X線域の情報を用いて、従来では難しかった不良品を選別する。

近赤外線域では同色で成分の違う不良品、可視光域では変色など微妙な色差の不良品、X線域では虫食いなど原料内部の不良品を検出。形状選別機能も備えており、1台で外観、成分、内観まで多様な不良品の検出・選別が可能になった。

また、新機能として「MIX感度」と呼ぶ画像処理技術を搭載。近赤外線2波長と可視光3波長から得られる情報を、最適な組み合わせで検出できる。X線ではAIを駆使し、通常のX線選別機では判別できなかった、部分的に厚みが薄い原料や虫食い原料などを見分けて的確に選別する。目視でも難しいピンホールと呼ばれる虫食い被害粒を高い精度で選別できるようになった。処理能力は毎時最大5t。販売先として、需要の高いアーモンドなどナッツ業界からスタートし、他の業界にも順次拡大していく。