カネカ ヨーグルト市場に参入 独自の機能性素材で差別化

カネカは18日、同社が世界で初めて量産化に成功し、市場シェア100%を有する独自素材「還元型コエンザイムQ10」を配合した機能性ヨーグルト「わたしのチカラ Q10ヨーグルト」(90g、税別138円)を発表した。25日から全国のスーパーマーケットやコンビニ、同社のECサイトなどで発売する。初年度販売目標は10億円、3年後30億円を目指す。

コエンザイムQ10は疲労回復のための栄養素。「酸化型」と「還元型」の2種類があり、体内で作られるコエンザイムQ10は「還元型」。「酸化型」が効果を発揮するには体内で「還元型」に変換する必要があるため、還元型のほうが効率的に栄養素を摂取できる。体内の還元型コエンザイムQ10は、二十歳頃をピークに加齢とともに減少する傾向にあるが、食事からは摂取しにくいため、サプリメントから摂取するのが一般的だ。

「わたしのチカラ Q10ヨーグルト」は、「カネカのサプリメント素材と乳製品を組み合わせた商品の第1弾。世界でカネカのみが保有するサプリメント還元型コエンザイムQ10を100㎎配合した世界初のヨーグルト。人々の健康意識がますます高まる中、一人でも多くの方にお届けし、健康的な暮らしをサポートしていきたい」(田中稔社長)との考えに基づき、1年をかけて開発。同社の還元型コエンザイムQ10を100㎎(イワシ16匹分)配合するとともに、ビフィズス菌と3種の乳酸菌を使用。砂糖不使用で脂肪ゼロという商品設計とした。

商品コンセプトは「還元型コエンザイムQ10、ビフィズス菌&乳酸菌、ダブルでわれわれの健康を支える」(榎潤取締役)で、ターゲットは「体を元気に、強く、健康にしたい人」。2月1日からは、知花くららさんを起用したTVCMの放映も開始。認知拡大を図る考え。

今期のヨーグルト市場は、新型コロナに伴う健康志向の高まりもあり、免疫系を中心に好調に推移、市場規模は拡大する見通しだが、同社では「ヨーグルト市場は再び成長トレンドに入ったが、2020年代は『乳酸菌+α素材』を組み合わせたヨーグルトの時代に進化する」(榎取締役)とし、そうした考えに基づき開発した「わたしのチカラ Q10ヨーグルト」に自信を示した。

同社では今後、ドリンクヨーグルトや、出資するAB-Biotics社(スペイン)の乳酸菌を活用した乳飲料等乳製品の品揃えを拡充していく考えだ。