「三ツ矢」137年の歴史で最高販売数 「ウィルキンソン」も記録更新 コロナで炭酸の価値見直し アサヒ飲料

アサヒ飲料は13日、炭酸飲料ブランドの「三ツ矢」と炭酸水ブランドの「ウィルキンソン」の2020年の年間販売数量が過去最高の販売数量を更新したと発表した。昨年、炭酸カテゴリーの強化を事業方針に掲げて2ブランドのマーケティング活動に注力し、炭酸ならではのおいしさや情緒的価値を提供することに取り組んだことが奏功した。

「三ツ矢」の20年販売数量は前年比4%増の4千75万ケースを記録し、13年の4千7万ケースを超えて「三ツ矢」137年の歴史の中で過去最高の販売数量を更新した。

その好調要因について同社では、飲用者が安心感や品質の良さを改めて認知したことに加えて、4月に実施したリニューアルで「従来品よりラベルを短く薄くし、見た目でも爽快感をより感じられるとともに環境にも優しいパッケージに変更したことが、休眠層をはじめとするユーザーの獲得につながった」とみている。

販促活動に加えて「三ツ矢 特濃オレンジスカッシュ」をはじめとする果汁入り炭酸飲料やカロリーゼロ・トクホといった健康に配慮した商品の好調もブランドの売上げ拡大に寄与した。

「ウィルキンソン」は、新型コロナウイルス感染症拡大における巣ごもり需要により、直接飲用やお酒の割り材として購入機会が増加したことが販売を後押し、20年販売数量は10%増の2千966万ケースに達し、13年連続で過去最高の販売数量を更新した。

これについては「コロナで在宅時間が多くなる中、『気分をすっきりさせたい』『リフレッシュしたい』という意識や、コロナ太りなどを気にした健康意識の高まりから、無糖炭酸飲料の需要が高まったことで、炭酸水No.1ブランドで『刺激、強め。』という独自の価値を持つ『ウィルキンソン』の購入につながった」とみている。

中でも伸長したのが大容量の1ℓサイズで、家飲みでの割材としても十分利用できる容量であることが支持されて約69%増となった。

「ウィルキンソン タンサン レモン」と機能性表示食品の「ウィルキンソン タンサン エクストラ」で女性層の支持を広げることにも成功した。

広告キャラクターに篠原涼子さんを起用し、Web動画でも女性を意識した飲用シーンを訴求した結果、特に若年女性から支持され「ウィルキンソン タンサン レモン」が約26%増、「ウィルキンソン タンサン エクストラ」が約22%増と大きく伸長した。