拡大する緊急事態宣言 消費者、流通は「コロナ慣れ」か?

首都圏に続き大阪や愛知、福岡などでも緊急事態宣言が発出された。3連休を含め2回目となった週末の首都圏スーパー。昨年、スーパー店頭ではSNS情報の拡散により、一部商品に買い占めが起こり、空っぽ状態の棚も現れたが、今年はスーパー自らテレビ報道などを通じて在庫は十分にあるため落ち着いて買い物をしてほしいと冷静な対応を促した。その結果、一部の店を除いて店頭での品切れはなかったようだ。

スーパーでも感染防止対策が身につき、昨年のように大がかりな来店制限やチラシ特売の自粛などは行っていない。メーカーでも年末からの感染者数の急増から判断し、緊急事態宣言の発出は時間の問題と予測。そこで前もって生産量を増やし、在庫量も厚めにし、万が一のための態勢固めを進めていた。昨年の今頃は、食品・飲料メーカーも供給義務を果たすのに精いっぱいの状況だったが、今年の食品売場は普段の週末と大きな違いはなさそうだ。

急激な寒波襲来で即席麺や鍋物関連食材の売れ行きが好調。また受験シーズンやバレンタインデー、節分が近づいたことで、ココアなどホット飲料やチョコレート、節分菓子の催事コーナーが目立つ程度で、今のところ大きな変化はなさそうだ。

〝巣ごもり正月〟を決め込んだ消費者は、年末に包装餅を買い込み、半月が過ぎて今はちょうど家庭在庫がなくなる時期。巣ごもり用にと日常食として食べる習慣も発生し、包装餅は相変わらず人気。また、レジ横ではビールや飲料のケース売りが増えている。

いずれにしても、昨年4月に続き2回目となった緊急事態宣言により消費者も流通もコロナ慣れしたようだ。