バレンタイン商戦開始 西武池袋「つながり」テーマにネット販売拡充も

百貨店のバレンタイン商戦が始まった。

西武池袋本店は7日、バレンタイン商戦説明会を実施。1月16日から2月14日まで『チョコレートパラダイス2021』を本館7階催事場にて開催する。

コロナ禍ならではの「つながり」をメーンテーマに展開。チョコレートを購入することで、作り手の支援や誰かの支えにつながり、離れていても、いろいろな人に感謝や思いを伝えるツールになればという思いが込められている。

支援につながるチョコレートは、ガーナの人々とともに、カカオの持続的なフェアトレードを目指す現役大学生の田口愛氏の「マーハチョコレート」や、売上げの一部が、トル森の育成活動につながる「フジヤコンフェクショナリー」のハートチョコレート、ザンビアの女性支援に役立てられる絵本作家・宮西達也氏が書き下ろしたイラストボックス入りの「うまそうチョコレート」がある。

そのほか、リモート映えするチョコレートや、家族でカフェ気分を楽しめるケーキやタルト、大切な人へ贈る、名門メゾンや有名ブランドのチョコレートなどを展開する。

また、三密を避ける会場設計や、混雑時には整理券システムを使用して入場を制限予定。試食は行わず、イートインスペースもおひとりさま仕様で設置する。ネットも拡充し、売上げは前年15%増を目標にしている。品揃えを20%増やし、人気ブランドの名物販売員によるライブ配信を行うなど注力している。

松屋 日本の魅力を再発見 初のECサイト販売

販売目標は15%増。松屋のバレンタイン
販売目標は15%増。松屋のバレンタイン

松屋銀座もバレンタインメディア向けお披露目会を6日に開催。今年は松屋として初のECサイトでの販売も行う。ECサイトは催事に先駆け1月4日~2月1日の販売でEC限定商品も29アイテム展開する。

催事は2月3~14日で、松屋銀座8階イベントスクエアに71ブランドの約600アイテムが店頭に並ぶ。販売目標は、ECサイトを始めたことや、密を避けるための分散販売で開催期間が伸びたことから、15%増を目指す。

コロナ禍でも楽しめるバレンタインフェアのコンセプトは3つ。▽『おうちで楽しむ』家でカカオ豆から作るチョコレートなど4種の「DIYチョコ」を展開▽『贅沢気分』高級ブランドやホテルのチョコレートでラグジュアリーな気分を自宅で楽しむ▽『日本の魅力再発見』日本人ショコラティエが日本各地のこだわり食材で作ったチョコを展開。ショコラティエ自ら農家や生産者に出向き惚れ込んだ食材を使用した。

牧野賢太郎バイヤーは、「日本にはまだまだ素晴らしい食材があり、旅行に行きたくても行けなかった人たちに日本の魅力を味わってほしい。また、和菓子のバイヤーを長年経験していたこともあるので、和菓子職人が作るバレンタイン商品にも注目してほしい」と語った。

お披露目会に参加したゲスト3人にも思い入れがある。ショコラティエの山﨑陽子氏は、九州の魅力を詰め込んだショコラを展開。見た目も楽しんでほしいという。世界の製菓コンテストで多数の受賞経験を持つ瀧島誠士氏は、静岡の緑茶など、全国各地から取り寄せた食材を詰め込んだショコラ。オキナワカカオ代表の川合径氏は、自社で栽培した月桃や新生姜を使用したショコラを提案した。自社でもカカオ栽培をしており、カカオを通して地域発展を目指している。

そのほか、オンライン限定でギフト用「バレンタイン配送BOX」を展開。今は会えない大切な人へ、バイヤーが個包装商品を中心にセレクトした、一人でも数人でも楽しめるラインアップを用意した。

ちぼりインターナショナル 新作ショコラ限定発売

「ビーントゥーショコラ」(ちぼりインターナショナル)
「ビーントゥーショコラ」(ちぼりインターナショナル)

ちぼりインターナショナルは15日から、全国の百貨店など計27店舗のバレンタインの催事で、カカオの魅力を引き出す「焙煎」に情熱を注ぐショコラティエ『フレデリック・ブロンディール』のバレンタイン限定商品を発売する。

ブロンディールは、自らが目利きしたカカオを丁寧に焙煎し、クーベルチュールづくりから行い、時間のかかる低温焙煎を施すことで、世界各地のカカオ本来の香りや酸味、苦み、フルーティーさを最大限にまで引き出す。

21年の新商品は、3か国のカカオを使った「カカオヴォヤージュ」や、コスタリカとエクアドルのカカオを定番から新しい組み合わせまで、個性豊かな8種類のショコラが入った「ビーントゥーショコラ」、3種類の焼菓子とドラジェがセットになった「ガトーセック&ドラジェ」がある。