燃料電池トラック導入へコンビニ3社が走行実験

大手コンビニ3社では、燃料電池小型(FC)トラックの導入検討とともに、将来の普及に向けた環境整備に取り組むことで合意した。

コンビニ弁当などを配送する輸送トラックは1日複数回の配送業務を行うため、長時間使用・長距離走行が求められる。航続距離と積載量、短時間での燃料供給が必要となるため、エネルギー密度の高い水素を燃料とするFC車両が有効だ。

セブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソンの3社は、トヨタと日野自動車が共同開発する燃料電池小型トラックの導入を検討。航続距離400㎞程度を目標に環境性能と商用車として求められる輸送効率を高次元で両立することを目指して開発が進められているといい、実用性・利便性を検証するため、来年に走行実証を行う。

これによる評価を踏まえ、複数の配送センターや店舗間物流でのFC小型トラックによる配送がビジネス的・社会的観点から実用化が可能かどうかの実証を22年以降に行うための検討を進めるとしている。

また将来の普及に向けて、水素ステーションの配置、水素供給・充填能力や営業時間などの利便性、車両購入や水素燃料代など諸課題の洗い出しや改善策提案を実施。国・自治体・水素ステーション事業者などとも協力し、将来のFCトラック大量導入によるCO2排出量削減につながる有効な仕組みづくりのために必要な支援体制などの検討を進める方針だ。