スシロー、テイクアウト強化が業績回復に貢献

あきんどスシロー(大阪府吹田市、堀江陽社長)は、拡大するテイクアウト需要に対応するためテイクアウト専門店の出店や自社デリバリーを強化する方針を明らかにした。

コロナ禍で「スシロー」の実店舗売上げは大きく落ちこんだものの、売上げの1割程度だったテイクアウトは2~3倍に拡大し、売上げの回復に大きく貢献した。巣ごもり需要を見込み緊急事態宣言直後に発売した「手巻きすしセット」も想定を大きく上回る売れ行きをみせた。

イートインとテイクアウトではオペレーションが異なるため、一般的な外食店ではテイクアウトの注文が増えすぎると対応しきれないケースが多い。しかし、スシローでは「以前から盆や正月などの時期には相当量のテイクアウト注文があったので、それに対応できる体制が整っていた(堀江社長)」。

9月中旬に、JR芦屋駅改札横にテイクアウト専門店を期間限定で実験的に出店。近隣の既存店舗をキッチンとして活用し商品を販売したところ、想定の倍以上の売上げを達成した。既に5か所ほど候補物件が挙がっている。

また、「学園前店」「天理店」(奈良県)、「精華町店」(京都府)で自社デリバリーをスタート。これまで「UberEats」などでデリバリーを実施してきたが、今後は外部サービスがフォローしきれない地域において積極的に展開する。