焼肉・平城苑の新ブランド 和牛食べ放題、想定の倍の売上げ

創業50周年の焼肉チェーン、平城苑が11月16日にオープンした新業態「和牛放題の殿堂 秋葉原 肉屋横丁」が大盛況だ。開店から8日間で約850組・2千200人が来店し、連日満席で1か月先まで予約が埋まっている状況だという。「秋葉原 肉屋横丁」は「和牛食べ放題 精肉対面販売焼肉店」と「和牛しゃぶしゃぶオーダーバイキング店」で構成。いずれも100分制(ラストオーダー80分)で楽しむことができる。

「和牛食べ放題 精肉対面販売焼肉店」は「4千900円でA5等級の和牛を食べ放題」という破格のプランが特徴で、1日の売上げも想定の200%以上を更新している。「和牛まみれコース」だけでなく、国産牛など食べ放題の「肉まみれコース」はソフトドリンク飲み放題付きで3千980円。肉以外にもサイドメニュー約50種類が食べ放題。

「和牛しゃぶしゃぶオーダーバイキング店」は、元気を生み出す活力系の和牛しゃぶしゃぶ食べ放題店舗。北海道産の銘柄豚「ゆめの大地」や幻の豚「TOKYOX」、和牛ホルモン、黒毛和牛など、こだわり食材の食べ放題を1人1鍋で堪能する。たれバーには数種類のたれが用意されており、それぞれを組み合わせることで新たな味を楽しむことができる。「和牛浪漫コース」は4千480円で、「肉浪漫コース」は3千480円。

平城苑は20年以上前から黒毛和牛や国産牛を一頭買いして、自社で加工や熟成、トリミングした後に各店舗に出荷してきた。部位ごとの注文でなく一頭買いだからこそ、安全で高品質な和牛を希少部位まで食べ放題で提供できるという強みがある。

平城苑商品開発部の宮田真介マネージャーは「部位を指定して仕入れる焼肉店が大半ではあるが、当社では枝肉を仕入れる一頭買いをしている。生産者とともにこの業界を盛り上げていきたいという思いからだ。部位を指定する仕入れは、売れ残りリスクを負うことが提供する店の価格に反映されてしまう。一方、当社では月に40~70頭の和牛を購入しており、生産者とは一定期間にわたる契約をしていることから卸値が抑えられている。これが、当社が安価で提供できる理由。利益度外視というのもあり、他社にはまねできない圧倒的なコストパフォーマンスの店と自負している」と語る。

精肉店さながらのショーケース(和牛放題の殿堂 秋葉原 肉屋横丁)
精肉店さながらのショーケース(和牛放題の殿堂 秋葉原 肉屋横丁)

店内では精肉店さながら、ショーケースに部位やブランドごとに肉が並ぶ。欲しい肉を必要な量、対面で注文するが、ケースには通常品の部位もあれば、希少部位など日によってお目見えする品目もある。

アルコールやソフトドリンクのドリンクバーも充実しており、「焼肉店では特に若者がレモンサワーを多く注文する傾向がある」(担当者)ことから、レモンサワーのバラエティーを強化。数多く取り揃えたシロップと組み合わせ、自分好みのカクテルを楽しむこともできる。また、揚げたて惣菜を店員が配り歩くなど、食事の時間を楽しめるようにした。

平城苑は現在、創業50周年を記念したキャンペーンを実施中。7日の「50周年創業祭」では来店客に飲食代金50%分の食事券を進呈したほか、「平城苑料理コンテスト」の受賞作を特別メニューとして提供した。14日からは1週間にわたり和牛焼肉が全品29%オフの生産者応援フェアを開催する。