ペットボトル100%有効利用を具体化 全国清涼飲料連合会・那須俊一企画部長

飲料業界をとりまとめる全国清涼飲料連合会の企画部は、ペットボトル(PET)100%有効利用の具体化を最重点ミッションに掲げる。

飲料業界は19年に、PETのリサイクル率は85.8%、リサイクルに熱回収を加えたPETの有効利用率は98%を記録したが、コカ・コーラボトラーズジャパンから19年9月に出向した那須俊一企画部長は「リサイクルの中身の質が問われている」と指摘する。

“作る・使う・伝える・集める”の水平リサイクルを回すには「まず集めて、きれいに分別しないといけない。個社がやるべきことと業界がやるべきことを会員の皆様と議論しながら取り組んでいきたい」と語る。

“伝える”の部分も重視。「環境配慮に取り組んでいることをコミュニケーションして“PETは環境にやさしい商品”と思って使ってもらいたい」と述べる。

那須企画部長の強みは調整力にありそうだ。

那須企画部長は、1958年東京生まれ、81年に国際基督教大学教養学部社会学科卒業後、神戸製鋼所に入社。神戸製鋼所時代に、米国ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院でMaster of Managementを取得。その後、97年に日本コカ・コーラに入社し財務と社長室などを担当し、09年には日本のコカ・コーラ全ボトラーの原料調達を一手に担うコカ・コーラビジネスサービスの社長を務める。

「世界中のサプライヤーを相手にボトラー社を代表して交渉するという経験をさせていただき成長につながったと思っている。世界中のボトラー社とのコネクションも構築できた」とコカ・コーラビジネスサービス時代を振り返る。

15年にはコカ・コーラボトラーズジャパン(当時コカ・コーラウエスト)に入社し19年には旧コカ・コーラウエストと旧コカ・コーライースト統合の推進役を担うIMO(Integration. Management Office:統合推進本部)で上席執行役員IMO本部長として腕を振るった。