エースコック「スープはるさめ」一部休売 巣ごもりで需要増加、主力品に集中

エースコックは9日、「スープはるさめ」シリーズの一部商品の休売を発表した。休売商品は「スープはるさめ わかめと野菜=写真」「同 柚子ぽん酢」「同 黒酢酸辣湯」の3品目。

秋冬の最需要期や消費者キャンペーンの実施による購買増加に加えて、巣ごもり消費が広がり生産をひっ迫。カップ入りスープの主力製品と新製品に生産を集中して安定供給に努める。再開時期は来年の春先を予定。「一日も早い供給回復に向けて、精いっぱい努力する」(同社)という。

新型コロナウイルスの感染拡大以降、カップ入りスープ市場は伸長している。外出自粛やテレワークが定着して、即席めんや冷凍食品など保存性、即食性が高い食品の購買が急増。カップ入りスープも食事の副食や間食、夜食としての利便性の高さを理由に利用が広がっている。

「スープはるさめ」はこれらの要素に加えて春雨の「カロリーが低くてヘルシーな健康感」が注目された。自粛解除後の健康意識の高まりが追い風となり、巣ごもり需要が落ち着いた5月以降も好調が続いた。同品のメーンユーザーはダイエット志向の強い20~30代の女性が中心だが、直近の利用層は女性6割、男性4割と幅広い。

同社でも消費者の新たな動きに対応して、今秋に定番シリーズ6品のうち唯一100kcalを超えていた「担担味」をカロリーダウン。全品を二ケタ台に揃えて「美味しさとヘルシーの両立」に努めた。リニューアル効果もあり、シリーズ全体が売上げを伸ばしている。