ねりごまや付加価値型商品好調 来期は食育や啓発活動にも重点 真誠

ごま・きなこの真誠の今期売上げは、第3四半期を終えた時点でほぼ前年並みの推移。家庭用は、コロナ禍による内食需要の高まりを受け数ポイントのプラス。業務用に関しては、コロナ禍の影響で外食をはじめとする需要が急減し苦戦が続いている。年末年始商戦や注力アイテムの販売強化で挽回を図り、創立60周年を迎える来年の展開に弾みをつけたいところだ。

家庭用では、特にねりごまが好調。担担麺のちょい足しメニューなど、メディアやSNSでの露出も話題となり二ケタ以上の伸び。月によっては昨対5割超の伸びを見せた月もあったという。また、定番ウエートの高い商品は比較的堅調だった一方で、チラシ販促がなくなったことで特売、スポット商品は不振だった。

挽回を期す年末年始商戦では、きなこやごまの大袋商品、縁起物として金ごまなどの受注獲得に注力。巣ごもりが予想される年末年始は、もちの需要増に伴うきなこの利用頻度アップも期待する。

来期の商品展開として、家庭用では好調なねりごまや定番のいりごま・すりごま、味付ごまなどの拡販に注力。「とろけるきなこ」や機能性表示食品の「だし香る ごまあえの素」、「クラッシュアーモンドすりごま」、「高たんぱくきなこ」など、好調な動きを見せる付加価値型新商品群についても、さらなる育成を図る。業務用に関しては、原料相場の動きも注視しながら、取引先・得意先との商談に臨む。

また、「ごますり体験授業」など食育プログラムやごまの啓発活動なども、ウイズコロナの時代に即した形で積極展開を目指す。野菜とごまの相性の良さを訴求することで販売の相乗効果を狙うほか、ごまの特性や成分、健康効果、メニュー活用例などをより広く消費者に知ってもらうための仕掛けにも取り組んでいく。