アサヒビール “飲み方の多様性”を提唱 低・ノンアル比20%目指す

アサヒビールは、飲む人・飲まない人が互いに尊重し合える社会の実現を目指す「スマートドリンキング(飲み方の多様性)」を提唱し、来年からはアルコールに関する情報開示など、より具体的な展開を予定している。

同社は11月に「酒類飲用実態・意向調査」(Web調査)を実施。この中では「飲み会や酒の飲み方(自宅以外)」について、「内心では不満や不自由さ、不快感、窮屈さ感じた」人が4割を超えた(週一回以上のアルコール飲用者・酒は飲めないが場が好きな飲用者)。また「飲みたくないのに飲まないといけない場面で不満を感じた」「場は好きだが、酒は弱いので長時間はつらい」などといった意見も寄せられており「酒の楽しみ方は一律ではなく多様であることを示唆している」とみて、より自由に楽しく酒を選択できるよう提案するとする。

具体的には、21年6月までに国内で販売する主なアルコール商品に含まれる純アルコールグラム量をWebサイトで開示することで、自身に適した商品を選択できるようにすることや、ビール類・RTD・ノンアルの販売容量合計に占めるアルコール度数3.5%以下の商品・ノンアル商品の割合を19年比3倍強となる20%を目指すことを掲げる。

同グループでは19年に策定した「酒類を取り扱う企業グループとしての飲酒に関する基本方針」に基づき、従業員が共通認識を持って行動するためのグローバルスローガンを掲げた。また従業員の意識の醸成や知識修得のため、適正飲酒に関するeラーニングの対象範囲を今年から酒類事業以外の全グループ会社へと拡大。国内のほぼ全従業員にあたる1万3千500人が受講した。

また「オンライン飲み会4つのポイント」として「長時間、過剰飲酒に気を付ける」「思いやりを持って自分のペースで飲む」「イッキ飲み、短時間大量飲酒の禁止」「食べ物と一緒にゆっくりと飲む」を提示し、オンライン飲み会イベントで訴求している。
さらに未成年者飲酒の削減に向けて、加盟する国際的なNPO、IARDらと共に取組みを進めている。

web調査の一部(酒類飲用実態・意向調査/アサヒビール)
web調査の一部(酒類飲用実態・意向調査/アサヒビール)