海苔 生産量回復基調に転じる 相場は概ね弱含みで推移 九州ブロック初入札

今季初となる九州ブロックの海苔入札会は、12月1日佐賀、2日福岡、3日全漁連、4日熊本の順で開催された。新型コロナウイルス感染拡大の防止策として、入札会場では全国から集まる商社や加工メーカーの人数を制限したほか、検温や消毒を徹底した。冷凍網を含めて今後8回実施する入札についても同様の対策に努める意向だ。

佐賀県産ノリの今季初の入札会が12月1日、佐賀市の県有明海漁協で開催された。今季の出品枚数は前年のほぼ2倍となる1億6千840万枚、販売金額は前年同期を約8億円上回る24億6千770万円となった。

今回は秋芽の1番摘みのほか、2番摘みが加わったことで、1枚当たりの平均単価は昨年同期比よりも6円安となる14円65銭(前年20円65銭)となった。当初は新型コロナの影響が懸念されていたが、好調な出だしで18季連続の日本一の生産・販売へ向けてまずまずのスタートを切った。今回は一番摘みによる最高級ノリ「有明海一番」は基準に達するものがなく6年ぶりに出品されなかった。なお目標販売枚数は17億6千万枚、販売金額235億円を掲げ、18季連続の日本一を目指す。

同じく今季最初の福岡県産ノリの入札会が同2日、福岡有明海漁連共販センター(福岡県柳川市)で開催された。今季の出品枚数は1億2千万枚、販売金額は約15億8千万円、1枚当たりの平均単価は13円14銭となった。

漁業関係者は「今シーズンは収穫間際に海水温が上昇し、グレードの高いノリの生産量自体は減少したものの、これまでの不作の流れを少しでも抑制すべく生産者が管理に目を配り枚数を大きく引き戻した。新型コロナの影響でノリ全体での単価は下がっているが、まずまずの滑り出しではないか」とコメント。全般的には例年以上の出品量が見込めそうだ。