主食?間食?コロナ後、境界あいまいに ニューノーマル対応のおやつ発売 湖池屋

新しい多様性を提唱

湖池屋は、21年のビジョンに

①既存スナック
②食の多様性
③健康

――の三つの柱を掲げる。

既存スナックについては、高付加価値商品3ブランドのさらなる強化で、コロナ禍に「湖池屋プライドポテト」は65%増、「じゃがいも心地」は73%増、「コイケヤストロング」136%増と飛躍的な伸長を見せた。21年7月に九州阿蘇工場(熊本県益城町)の稼働を予定しており、これまで西日本の販売金額が生産能力を上回っていたため、東日本からの商品移動が必要になっていたが、同工場稼働で全国の流通体制が整い大幅なコスト削減が可能になる。また九州の魅力を生かした素材の製造開発販売を推進し地域社会の発展に貢献していく。

コロナ禍の食生活・価値観の変化により、主食と間食の境界線があいまいになっている。この課題に対応する商品として、じゃがいもの味わいの生きた、まるで料理のような本格感とスナックの手軽さを兼ね備えた『ニューノーマルおやつ』の2ブランドを発表した。21年3月下旬に「ハッシュドポテトコクうま塩」(50g・オープン価格)と「ハッシュドポテトクリスピーベーコン」(45g・同)、4月上旬に「ポテトと料理デミグラスハンバーグ」(46g・同)、「ポテトと料理タルタルフィッシュ」(同)を発売。食の多様性への対応を進める。

1月には、新技術、新素材で新市場創造型商品を製造する関東第三工場(埼玉県加須市)を稼働する。

健康への対応として、歯の健康を保つためのヘルスケア事業を強化しお口の乳酸菌LS1を含有する機能性表示食品「ピンキーフレッシュ」を10月から一般発売した。コロナ禍においてマスクの中の口腔ケアの注目も高まり今後販売強化していく。

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来春発売の「ニューノーマルおやつ」(湖池屋)
来春発売の「ニューノーマルおやつ」(湖池屋)

11月25日、都内で行われた発表会で、佐藤章社長は次のように語った。

小売金額500億円を目指し未来ビジョンを立てた。高付加価値商品は発売から4年が経ち、スナック市場シェア12%まで成長し市場を牽引している。EC事業も『工場直送便』を中心に年々伸びており、今では35万人の会員数がいる。

消費者に価値のあるものは支持されると証明できた。高付加価値商品拡売を図ることに加え、スナックを食ととらえたら何ができるのか考え、新技術・新素材・新形態で消費者のニーズに応える『ニューノーマルおやつ』を提案する。食の新たな選択肢になればと考えている。