ニップン タイの冷凍生地工場稼働 東アジア需要に対応へ

ニップングループのニップンタイランドはこのほど、冷凍生地製造工場が稼働を開始した。同社グループでは米国にパスタ工場を、中国、タイにプレミックス工場を有しているが、新工場はグループ初の海外冷凍食品工場となる。

同工場はタイのパトゥムターニー県の工業団地に所在し、8億円をかけて建設した。延べ床面積は2千36㎡で、パイやクロワッサンなどの冷凍生地を年間1千300t生産可能。すでにタイ国内向けに生産を開始しているほか、今後はASEAN各国からの需要にも対応する計画。これまでの事業活動からプレミックスに加え、冷凍生地に十分な市場性が見込めると判断したことから冷凍生地生産拠点の新設を図ったもの。

木村昭子常務執行役員(日本製粉)
木村昭子常務執行役員(日本製粉)

顧客は外食産業、コーヒーチェーン、ベーカリーチェーンなどを想定。顧客側で生地を製造する場合、店舗ごとで品質のブレが発生しやすい点や、簡便・時短などのニーズから冷凍生地での供給について要望が高まっていた。

取締役常務執行役員の木村昭子氏は「当社初となる海外冷凍食品工場を新設することができた。海外事業が新たな局面を迎えたと感じている。安全・安心・高品質という市場ニーズに対し、技術力と営業面で十分に応えられることは当社の強み。当社グループにとって海外事業は重点分野で、責任は大きい。コロナ禍での竣工となったが大きく成長させていきたい」と抱負を語った。