シャッターの張り紙

「勤労感謝の日」の今日は「外食の日」でもあるという。「いつも家事で忙しい母親の労を労おう」と日本フードサービス協会が1984年、記念日に制定した。家事=母親の仕事というのがもはや時世に合致していないが、家族での外食が子どもにとって大きなイベントなのは変わりない。

▼しかしながらコロナ禍の第3波が押し寄せ、三度(みたび)外出や外食が憚られるようになってきた。外食産業、特に居酒屋にとって年末は書き入れ時だが、忘年会商戦にはすでに暗雲が垂れ込めている。

▼先日、家族で久しぶりに食事に出かけたところ予約だけで満席と断られた。聞けば「Go To イート」キャンペーンのポイント付与終了が近づき、一気に席が埋まってしまったとのこと。幸い2軒目で座ることができたが、後から来る客のほとんどが予約客。キャンペーンの効果を認めつつも終了後の反動が気になった。

▼どんなに苦しい年でも、12月の稼ぎで一息つくという飲食店は多いが、今年はその望みも薄い。食事の帰途、わが家の近くにも張り紙を貼られたシャッターが2つ。