EC化進む中元・歳暮

コロナで土産もの需要が蒸発したかのように消えた。インバウンド消費がなくなり成田や関空だけでなく、国内の有名観光地もゼロになった。Go Toが始まり閑古鳥状態は脱したが厳しさは続いている。

▼手土産需要も土産ものほどではないが、現在も20~30%減で推移している。お盆の帰省から始まり、町内会などの寄り合い、友人同士の集まりなど、人の行き来が激減し、ちょっとした菓子やせんべいを持っていく機会が減っている。

▼その点、贈答需要は底堅い。今夏の中元は10%前後のマイナスにとどまった。手土産は日常茶飯のことだが、お世話になったあの方に、義理は欠かせぬこの方へ、往時ほどではないが日本人の中元・歳暮へのこだわりを改めて考えさせられる数字だ。

▼それを支えたのが非来店型のネット販売などで、なければ半減していたという見方もある。価格や早さでアマゾンに対抗できるかという不安もあったが、優良な品揃えなどデパートならではの楽しみをネットで再現できた。まだ道半ばだが、コロナで一気に中元・歳暮のEC化が進みそうだ。